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たった16枚でサクサク遊べつつ痺れるコンボ感がある二人対戦の戦略カードゲーム「きょうあくなまもの」レビューと感想

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きょうあくなまもの
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:10
年齢:10歳~
プレイ人数:2~2人

たった16枚で対戦する二人用カードゲーム。そう聞くとどういう感じのゲームになるのか、それで本当に戦略性が出るのかと不安になるわけですけれど、なんともシッカリとカードゲームしつつコンボ感が楽しいゲームになっています。

イラストもとにかく可愛く、文字も大きめ、効果分も全体的にわかりやすく記述されていて迷うことはありません。的にダメージを与える、とか召還するなどなど。一目見るとピンとくるものばかり。プレイ感としては、なるほどTCGゲームのような複雑な戦略性は内ですが、16枚というカウンティングしやすい枚数とカード内容が手伝いなかなか痺れる対戦ゲームになっています。

ルールは簡単で、基本的に手番にて二枚までカードをプレイする事ができる。それをカウンターによって拒否したりライフを削ってラウンドを進めていくという物。

しかし、カウンターされたカードはさらにカウンター返しする事ができるなど、一手一手に気持ちの良いジレンマが発生しています。

このタイミングでこの魔法カードがでたと言うことは、次はこれが出てくるかもしれない。さっきコレが出たからそろそろアレが相手の手元にあるのかも。そういう読み合い、戦略性は繰り返す毎にどんどん味を増していく楽しさがあります。

まさにスルメゲー。サクサクプレイでき、だからこそ繰り返し遊んでしまう魅力があります。

初回プレイはカード内容を覚えないといけなく、またどうコンボを繋げなければいけないのかというのが繋がりませんが、一ゲームが短いですし、なんとなくコツがわかってくるので次はもっといけるかも! という気分にさせてくれますね。

何よりカードのイラストがかわいく、効果文章も簡潔で分かりやすいのが良いです。

小難しい数値も取り扱いませんし、トークンはそれぞれがきちんと見やすいデザインをしているので迷うこともありません。手番ですることもどのカードをプレイするかに集約されていますし、手番じゃない時もカウンターという選択肢があることによって、相手の行動に集中する事ができます。

おおよそ対戦ゲーム、とくにカード対戦ゲームに必要な要素が揃いつつも16枚できちんとルールをまとめあげている所が凄いですね。良いゲームだと思います。

プレイ時間が基本短いので、ゲーム会の合間や、ちょっとあぶれた時などに回せちゃうゲームでしょう。ゲームは好きだけれどそこまで小難しく時間がかかるゲームは好きではない。普段ゲームを遊ばない人とも遊びたい。けれどもガチガチに対戦しても面白い。そんなちょっとわがままな欲求をお持ちならこのゲームはピッタリでしょう。オススメです。

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