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麻雀ベースの手軽なハンドマネジメントが楽しいカードゲーム「寿司雀」レビューと感想

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寿司雀
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:10~20
年齢:10歳~
プレイ人数:3~5人

カードゲーム「寿司雀」は、麻雀のルールを参考に読み合いの戦略が加速するセットコレクションのゲームとなっています。

名前に「雀」とあるとおり、麻雀に近いルールをしていますが、あくまで参考程度でかなり収束性が高いルールとなっています。

まず手番になると山札から二枚のカードを引き、それの一枚を次の手番の人へとまわします。もしくは他のプレイヤーを指摘し欲しい数字を宣言してそれを貰います。これによりカードの総数がどんどん増えていき、かならず収束するようになっています。

効率良くカードを収集しようとしても他の人に何が欲しいかばれるし、だからといって山から引くとアシストする事になる。非常に絡みの強いゲームと言えます。

役にするには同じ数字のセットか階段にすればよく、簡易麻雀といった塩梅。麻雀のように沢山の牌でワンセット、ではないので確実に点数を取る事が出来ます。

また、特殊ルールカードを導入する事によって、ゲーム毎に違った戦略をとる事が出来、プレイ感自体も変わります。

捨て札がルール的にないので、必ず役が出来ていくのがこのゲームの面白い所ですね。また、プレイヤーの絡みによりどんどんカードが動いていきますし、カウンティングがしやすいルールをしているので読み合いが加速するのが好み。

あえて難点をあげるとすれば、カードのデザインがちょっと勿体ないなという所でしょうか。手札となるカードには下部にプレイヤーの人数によりそのカードが何枚必要かを示す数字が書かれていますが、これは世界の七不思議などのドラフトゲームによくある「5人プレイならこのカードを除外」みたいに4とか5とか記述されてればそれで良いかなあと思いました。

また、役カードも文字だけなのでちょっと理解に手間取りますね。

とはいえゲーム性自体は嫌いじゃ無いです。麻雀のルールを分解し、収束性を高めつつもカウンティングと読み合いによるシンプルなカードゲームに仕上がっていると思います。

パーティーゲームとしても楽しめますし、わさび寿司や傷んだ寿司など、特殊札も相まって盛り上がるゲームになっています。

役を出すときの制限も良い感じにいやらしく、欲を煽る点数配分。カジュアルに遊んでも、真剣に遊んだとして遊んでも面白いです。

麻雀ベースのセットコレクション、絡みの強さ、収束性の高いカードゲームという点でピンと来れば楽しく遊ぶ事ができると思います。楽しいゲームでした!

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