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物語たる物語は、私が筆をおいたところで、素直に幕をひいてはくれないようだ。我々はまたコロコロ堂におり、サイコロ堂店主は屈辱の札をかかげていた--。
この話はサイコロ堂が敗北した後の記録であり、彼が負け犬として足掻いた後日談である。
彼の勇士をまとめた記事はこちらだ。「サイコロ堂vsコロコロ堂、ゲームマーケット2018年秋対決 – Board game every day」私が眠たい目をこすり、不慣れなネットカフェのキーボードで叩きつけた誤字とあやふやな記憶で塗り固められた無価値な文章だが、そこに、確かに彼がいたことを是非とも知ってほしい。
始
私はブランケットのない中、ネットカフェで若干寒さを感じながら一日を過ごしていた。集中管理の空調は、個人の感覚など気にしてはくれない。お前たちにはこの温度が適温だと、無理やりに環境を押し付けてくるだけだ。うとうととまどろみと覚醒を繰り返す中で、私のスマフォが震える。
「いくぞ」
短い一言であった。私は何のことかわからなかった。私はエスパーでもなければ探偵でもなく、特に面白みもない、出刃亀野郎にすぎない。反応しない私に、サイコロ堂店主は察してくれたのか、いらだったのか、追加の言葉を送ってきた。
「コロコロ堂へと行くぞ」
その短いセンテンスには、彼のなけなしのプライドのようなものを私は感じた。
そして数時間後、彼は敗北者の証を掲げてコロコロ堂に立っていた。
中
嗚呼、サイコロ堂の店主がコロコロナイズされていく。魔都、トーキョー。数多のオシャレ・ボードゲームカフェが連なるこの地でもハイセンスとして知られるコロコロ堂に、彼が染まる。
「その方がいいんじゃない?」という冷静な突っ込みはなしだ。
とにかく、彼はトーキョーの青空の下、首輪をされたチワワと成り果てていた。
そして私も。
彼を信じた私もまた、首輪をされたチワワであった。
ボードゲームのインストちょとデキマス。アズール、いいですよね。ゲームマーケットの新作、何買いますか? もちろんB-09のコロコロ堂のコバコバコとプレイマット、チェックしましたよね? イラッシャイマセー イラッシャイマセー
ああ、私たちはチワワだ。沖縄からわざわざ空を飛んでやってきたフライングチワワ。
そんな中でも、彼はあきらめなかった。
ゲームマーケットでサイコロ堂が頒布する鉄道ゲームを果敢にインストしようとする。私は涙で前が見えなくなった。最近ドライアイがひどい。今日はたっぷり寝たほうが良いな、そう思った。
そうこうしているうちに、コロコロ堂から報酬が渡された。
その意図は言わなくてもわかる。彼、いや、それを見届けた私も含めて、我々への証だ。何の? 全ての。
これまでの敗北を4-0という、短くも明確な数字の組み合わせで示せと。
勝者には勲章に、敗者には傷として。
私は震えながらも言った。
「色味最高っすね!!」
私はこの屈辱を忘れないだろう。ゲムマ当日も絶対つけていこう。
終
そうこうしているうちに終わりに近づいてきた。
おもむろに彼は立ち上がり外に出た。
それはまるで稲妻のようであった。彼はただのチワワではなかった。吼えるタイプの、狂犬的チワワだったのだ。暴風のように身支度を整え、逃げるように捨て台詞を吐いて外に出る。
一種の清清しささえあった。
いや、彼をもう誰もチワワとはいえないだろう。首輪を自ら断ち切り外に出る、そう、うーん、思いつかない。ヤモリってことにしよう。
こうして我々はコロコロ堂へと確かな爪跡を残すことができた。これが次へと彼をつないでくれることになるだろう。敗北の中でも、確かな次への一手を探る。彼の泥沼の中もがく様な日々は、まだその途中にあった。
終
そういうわけで、前回も宣伝しましたが、サイコロ堂は両日ゲームマーケットへと参加します。快く茶番に付き合ってくれるコロコロ堂さんには感謝を、相変わらずハイセンスで良いところです!
以下こぴぺ。
鉄道、ラーメン、そして、猫。
どれも一癖あるゲームたち。数に限りがあり! 負け犬サイコロ堂店主が丹精を込めて選んで一癖もふた癖もある作品ばかりです。遊びに来るのもよし、もちろん買うと我々がうれしい!
土曜日はボドパスでおなじみ「ボドっていいとも!」土-L29-30 にて、
ボドっていいとも!
日曜日は快く戯れてくれたコロコロ堂さん両-B09 にて、それぞれ委託販売ができることとなりました。
コロコロ堂
遊びに来てくれよな! どちらのブースも早く行かないと売り切れ必須のナイスアイテムを取り扱うので要チェックです。
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