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テンデイズゲームズ|ペッパー日本語版
ペッパー | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
ルール難易度:★☆☆☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★★☆☆ | |
プレイ時間:35 | |
年齢:10歳~ | |
プレイ人数:3~9人 |
「ペッパー」はシンプルなトリックテイキングのカードゲームです。
一人ずつなんらかのカードを出し、一巡したら一旦ゲームを止めます。この一巡がトリック。トリックテイキングはこのトリックを繰り返して最後に結果を出すことによって1ラウンドが終了する。というゲームスタイルです。ペッパーは、最初に12枚のカードが配られ、親が出した色と同じカードを出していきます。一巡したら一番数字の大きい人がカードを受け取る。この受け取ったカードは自分の場札となり、もう触る事はできません。この時、数字が1の「ペッパーカード」はマイナス点で、それぞれの色ごとに1枚ずつあります。これを受け取ってしまうと、なんと今まで受け取った同じ色のカードが全てマイナス1点に! 突然大量失点の危機に!
ただし、ペッパーカードだけは手札の変わりにプレイすることが出来ます。ラウンド終了までに上手くペッパーを回すことが要求されます。
このゲーム、面白いのが「出せるカードが無い場合、自由にカードを出して良い」という所。これにより特定の色が無くなると、突然、別色のペッパーカードが回ってきたりしてびっくりします。どこで高い数字のカードを処理するのか。どこでペッパーを放出するのか。その選択肢が非常に悩み所のゲームです。
とはいえそこまでジレンマに悩まされる事も無くサクサクゲームが進みます。トリックテイキングなのでチキンレース感もなく、サクサクワイワイって感じですね。良いゲームです。なんというか、とにかく安定して面白いって感じです。
ルールが凄くシンプルで、遊んでいて引っかかる所もありません。ゲーム開始時にちょっと準備が必要ですが、あとはもうサクサク進みます。
ペッパーの数字が1というのもよくできていて、というのも、ペッパーカードを出せばほぼ必ずそのトリックではカードを受け取らなくて良くなるわけです。失点のトリガーであるのと同時にジョーカー的な役どころでも有り、ここでカード運をかなり吸収できている気がします。高い数字ばかり貰ったとしても、ペッパーカードを受け取ればそれによって切り札的にそのトリックを切り抜けられる。シンプルに見えてなかなか戦略的な要素もあるんじゃないのかなと思います。良いゲームです。おすすめ。
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