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毎回動きが変わる変則将棋による戦略の楽しさ「オニタマ」レビュー

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オニタマ
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★★★
プレイ時間:10
年齢:8歳~
プレイ人数:2~2人

「オニタマ」は、遊ぶ為に駒を動かす方法が変わる変則的な将棋です。駒には陰陽師と式神の二種類しかありません。ゲーム中、場にあるカードは五枚のみ。これらによってゲームが進行していきます。手番のプレイヤーは二枚のうちどちらかをプレイ。その指示通りに駒を動かします。動かしたらそのカードをボードの横に置いてあるカードと交換。相手の手番。

という感じで、使ったカードがどんどんプレイヤー感を行き来し、5種類の駒の動きのみでゲームが進行していきます。

完全なアブストラクトゲーム。それもお互いの動きが二種類しかなく、読み合いの閾値がグッと下がっているのが良いですね。将棋のように沢山有る駒の動きを覚えなくてもよく、サクサクっと遊べます。

駒の総数も少なくて、どんなに超時間化しても30分以内には終わるほどに短いです。ゲームに使用するカードも沢山あって、好きな人には堪らないゲームだと思います。

コンポーメントのクオリティも安定していて、ゲームに集中する事が出来ます。雰囲気、コンセプトも良いですね。

軽めに遊ぶ対戦ゲームとしてチョイスするには良いのではないでしょうか。

驚きは少ないか

アブストラクトゲームに良くある事ですが、ルール上の驚きはちょっと少なく、また日本人としては馴染みのある将棋と似ているため、その部分をどう評価するかによってこのゲームの面白さは変わるかと思います。私としては、もう少し捻った何かがあるといいなあとか思ったりします。

ともあれ駒の動きが毎回変わる、プレイヤー間でグルグル回っていくというのはそういうのがあったか、というのもあって再挑戦したいですね。シンプルにまとまっていて良いゲームだと思います。

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