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出すカードに頭が焦がされるトリックテイキングカードゲーム「知略悪略」レビューと感想

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知略悪略
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:60
年齢:10歳~
プレイ人数:4~6人

カードゲーム「知略悪略」は、集めたカードによって点数配分が変わる、出すカードに脳が焦がされるようなひりつきを楽しめるトリックテイキングゲームとなっています。

ルール概要

勝利点を多く獲得したプレイヤーが勝利します。

手番ではカード1枚を出し、全員がカード1枚を出したらカード獲得者を決めます。これをトリックと呼びます。手札がなくなるまでやったらラウンドが終了してカード獲得した配分によって点数計算を行います。

親番の人は、好きなカードを1枚出します。次手番以降の人もまた、任意のカードを好きに出せますが、親番と同じ色のカードを出さなければトリックには勝てません。また、トリック中、3色までしかカードが出せません。4色目を出さないといけないプレイヤーが出た場合、その時点でゲームラウンド自体が終了し、即点数計算に移行します。

親番と同じ色のカードを出し、かつ、最も数字の高いカードを出したプレイヤーがこのトリックの勝者です。親番と違う色で、最も低い数字を出したプレイヤーが敗者です。勝者は皆が出したカードからプレイヤー人数の半分の枚数カードを獲得します。敗者は余ったカードを受け取らなければなりません。

獲得したカードは手元に置き、これが最終的に勝利点になります。敗者が獲得したカードも勝利点になります。なので、あえて敗者になるという選択肢も十分にあります。獲得したカードが3色目になると勝利点が激減しますので、できるだけ2色だけを集めるようにします。

勝利点計算が少し難しく、獲得した色カード2色を掛け算し、その数を3色目の総数で割ります。4色獲得していた場合、どれを掛ける色にするのか、割る色にするのかを獲得した時点で決定しなければならなくなります。赤4、黄2、緑1、青1だと、(4X2)/(1+1)で合計勝利点は4点、といった具合です。

いかに獲得する色を決めて、その色だけを集めていけるのか、手札と相談しながら、慎重に、そして文字通り知略と悪略を駆使してカードを出していくゲームとなっています。

ゲーム感想

非常に脳みそがガツンとやられるゲームです。ルールは比較的簡単。点数計算がちょっとややこしいですが、3色目以降の色を受け取るとめちゃ点数が減る、くらいに考えてると楽です。とにかく2色でできるだけ集めればいいんだな、くらいで。

そうしてみると、出すカードはなんでも良いし、カードを選んで取っていけるのは中々楽しい・・・と思うじゃないですか。これがまあ悩む!!

親番としてどのカードを出せば良いのか悩む。出されているカードから何を出せば良いのか悩む。相手にどのカードを押し付けようか考えるのに悩む!!

限られた手札で、どうやって場を進めていくのか。

かなりひりつくゲームになっていますよ。面白い!

シュティッヒルンとか、テキサスショウダウンとかが好きな人にはおすすめできる作品なのではないでしょうか。ちょっと懐かしいタイプのトリックテイキングですが、色あせないですね。近々かっこいい絵柄でリメイクされるみたいなので、それもまた楽しみです!

「テキサスショウダウン」: ★★★★☆

デザイン:
どんなゲーム:カードゲーム、トリックテイキング、メビウス頒布会
プレイヤー:3~6人・10歳~

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