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アクションの取り合いが楽しく渋さがたまらない車メーカーボードゲーム「クラフトワーゲン」レビューと感想

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クラフトワーゲン
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:75
年齢:10歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「クラフトワーゲン」はそれぞれが自動車メーカーとなって車を開発してレースをしたりバイヤーに車を売却したりしながら勝利点を競っていくゲームです。

ルール概要

 ボードの中央にあるアクショントラックがこのゲームのコアとなっています。それぞれのプレイヤーのコマが並んでいて、その最後尾のプレイヤーが手番となります。コマを動かし、チップの上に乗るとそのアクションが実行できます。

 アクションは様々ありますが、基本的にはエンジンを開発したり、チップを受け取ったり、レースを進めたりと一つ一つはとてもシンプルです。

 チップにはアクションアイコンが2つや3つ描かれたものもあって、これは全てのアクションを実行する事ができます。しかし、そうなると遠くへ一気に進むことにもなって、手番がずっとあとになってしまうことも。逆に、自分の前がガバッと開いているなら、一歩ずつ勧めてたくさんのアクションを行うこともまたできちゃいます。

 これを繰り返して様々な方法で勝利点数を稼いでいき、最終的に勝利点の最も多いプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

 箱絵からして渋いですが、中身もむちゃくちゃ渋いです。全体的にレトロな雰囲気がたまらない人にはたまらないものとなっているのではと思います。

 自動車メーカーになりますので、車を開発して売ったりレースしたりと、色々な手段に出ながら自社をアピールしていくのが本作の楽しみどころとなっています。色々できることがありますので、最初はすわ、重ゲーかと思ってしまいますが、やってみると中々シンプルで時間もそこまでかかりません。

 エンジンを開発してレースカーに割り当てるか、それとも販売用車に割り当てるのかを考えてみたり、アクションをどう組み合わせていくのか、様々な効果を発揮するカードを獲得するために一気に動いてみるかを検討したりと悩みどころもあってとても楽しいです。

 車の販売にしても、どういった車が売れるのかもまた様々な傾向のあるバイヤーをプレイヤー自身が呼びこむ必要があります。悩ましい!

 本作の大きな特徴であるアクショントラックが強烈なジレンマを生み出しつつも、そこまでガッツリとゲーマーズゲームでもない軽さも両立。テーマが気になる方は是非チャレンジしてみてほしいなと思います。これは中々楽しいですよ。

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