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八人の魔術師 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
ルール難易度:★☆☆☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★★☆☆ | |
プレイ時間:25 | |
年齢:10歳~ | |
プレイ人数:2~2人 |
同人カードゲーム「八人の魔術師」は、お互いに同じ内容のカードセットを使いシンプルな数字比べをしつつも個々に設定された特殊効果を上手に使った戦略が楽しい二人対戦ゲームとなっています。
ゲーム概要
まず、プレイヤーはお互いに同じ内容のカードセットを受け取ります。そこから十枚のカードをドローし、五枚を手札として所持します。
次に、このラウンドで賭ける宝石を選択します。宝石はそのまま勝利点になりますので、その宝石によってそのラウンド、どれだけの自信があるのかの心理戦要素もあるのです。
実際のゲーム処理は単純なカードの出しあい。専攻からカードを出し、それを見て後攻がカードを出します。勝負は基本的に数字比べとなりますが、カードには様々な効果が設定されており、それによって数字が変化する場合があります。
勝利数の多い方がそのラウンドの勝者となり、次のラウンドへと移行します。
これを繰り返し、最終的に勝利点の多いプレイヤーが勝者となります。
ゲーム感想
非常にシンプルなカードによる数字の比べ合いながら、特殊効果カードによって戦術性が生まれた何度も繰り返し遊べるゲームとなっています。
お互いが同じカードセットをもっていますので、どの場面でどのカードを使うのか、という一点にゲーム性が集中しているので非常に遊びやすいです。
この特殊効果も様々なものがあり、バラエティ豊かでなんともいいです。以前に出したカードの影響を受けるといったものもあり、日本人らしいTCGライクな数ターンに巡る攻防と、ドイツゲームらしいシンプルでわかりやすく繰り返すほどにゲーム性がます楽しさがあります。
特殊カードの中には、賭けた宝石を奪うといった効果があるものがあったりと本当に様々。どこで使うのか悩ましいですね。
ゲーム自体にもブラフ要素、長いスパンでの戦略要素がありつつプレイ時間は本当に短くなるように設計されていますので繰り返し遊べるかと思います。
反面、特殊効果がメインのゲームではありますので、初めての場合はどういう風にカードを使えば良いのか、相手がどのカードを使ったのかが覚えられないといった面もあります。そこも含めてゲーマーズゲームよりなのかなと感じます。
ルールもシンプルでわかりやすく、ゲーム全体の雰囲気も良い作品です。クオリティ、プレイアビリティも高く上手くまとまっているなと感じます。淡々とした中にじわじわっと戦略をめぐらす事に快感を感じる人にはオススメできる作品かと思います。
シンプルな分ルールアレンジなどもしやすく、捨て札開示、カードドラフトといった要素を入れてみても面白いかもしれませんね。
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