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村を復興させるためにあれやこれや! 協力型カードゲーム「漁村においでよ」レビューと感想

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漁村においでよ!
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:30~75
年齢:10歳~
プレイ人数:1~8人

カードゲーム「漁村においでよ」は過疎化が進み地上げ屋横行する漁村を復興させて人口を増やしていくために奔走していく協力型ゲームとなっています。

かわいらしいイラストが目を引きますね。複数のカードが有り、それぞれのプレイヤーは初期場札として地上げ屋が予め三枚ずらして重ねられておかれています。場札となるカードには手札も地上げ屋にも同一の3つの枠があり、そこにあるアイコンが重要な意味を持っています。

基本的に手番で手札を出していくだけの非常にシンプルなカードゲームとなっており、種類ごとにわけて地上げ屋と同じようにずらしながら置いていきます。アイコンの数が重要になるのでしっかりと確認しておきましょう。

ある程度の数がたまってきたら、場札を出す代わりに決算を行います。決算はテーブル中央に出されており、いずれかの職業アイコンと数が書かれております。この数以上のアイコンを場札ともっていればクリアとなるわけですが、この時地上げ屋の一番上になっているカードも同時に確認します。

もし地上げ屋の一番上に表示されているアイコンが自分の場札として出しているカードのアイコンと同じ位置にあったら、その場札が全てゲームから除外されてしまいます!!

それを避けるために、手番で「場札」にカードをプレイするのではなく、打ち消すように地上げ屋にプレイして排除していきます。

このようにしてどんどん決算を繰り返しつつ人口を増やし、ラウンド数を重ね、合計27回決算を行えれば見事ゲーム勝利となります。

基本的な流れは非常にシンプルで、賑やかになっていく場札、なんともお邪魔な地上げ屋がわずらわしく中々に良いアクセントになっていると思います。場札が全て除去されるというのも中々に豪快。協力ゲームとムとして他人の場札にプレイ出来るというのも自由度が高くて良い感じです。

ラウンドの開始に必ずイベントが起こる、手番終了時に邪魔なものが増えると言ったパンデミックやフラッシュポイントのような突発的なランダムイベント要素は無く、しっかりとリスクを確認した上で調整していく事が大切なゲームとなっております。

全体的なカードデザインもスッキリとしており見やすく、ルールを理解出来れば迷う所はほぼなく遊べるかなと言う感じ。ゲームルールとカードデザインがしっかりと合致しているので非常にコンパクトになっていますね。沢山のカード、シンプルな遊び味という事でカジュアルに遊ぶには中々にわいわいと盛り上がれるゲームなのではないかと思います。

反面、イベント等の要素がないためある程度ゲーム慣れしたプレイヤーが遊ぶと淡々としたものになりがちです。27回決算を行うというのも中々に長めかなというのが正直なところ。27ラウンドとかだとまだ問題ありませんが、このゲームでの決算は手番時のアクションなので、それ以上のラウンドがかかる可能性があります。

徐々に上がる閾値、開発などなど、基本は抑えていますので、カジュアルなプレイヤー、子供と一緒に遊ぶにはかわいらしいイラストも相成り盛り上がれるゲームになっていると思います。

テーマ性、シンプルなルール、難易度低めな協力ゲームを探している方にオススメかと思います。

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