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スパイスを求めて大航海時代へ!! まったく遊び味の違うセンチュリー、ボードゲーム「センチュリー:イースターワンダーズ」レビューと感想とFAQ

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センチュリー:イースターワンダーズ
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:30~45
年齢:8歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「センチュリー:イースターワンダーズ」は、スパイスを求めて大海原を乗り出し、高価なスパイスを手に入れ大きな利益を得ようとするゲームです。

前作でもある「センチュリー:スパイスロード」の続編であり、単体でも遊べ、前作と組み合わせて遊ぶこともできる、非常にお得な一作となっています。また、ゲーム性も大きく変化しています。

ルール概要

プレイヤーの目的は、スパイスを手に入れ、それを取引することにより点数タイルを獲得し、最も勝利点を持つことです。

手番では、まず、自身の船コマを移動させるか、または移動しないことを選択します。

その後、港タイルにいる場合は点数タイルの獲得したり、市場タイルで交易所を建てたり取引をする、といったアクションを行います。

点数タイルを獲得するには、タイルに描かれたスパイスの組み合わせを支払う必要があります。市場を巡り、スパイスを交換しながら、効率よく点数タイルを獲得していく必要があります。

ゲーム感想

前作のカードゲームである「センチュリー:スパイスロード」から、大きくゲーム性が変化しました。基本的な部分である、スパイスを獲得、交換、得点購入という大きな流れは変わりません。

しかし、カードからマップへと舞台が変わったことにより、前作の「自身のカードデッキを強く組み上げてエンジンを作り、ゴールを目指す」という拡大再生産的なゲーム性から、「目標までの最短ルートを見つけ出して他人を睨みながらスパイスを集めていく」というピックアンドデリバリーへと変化しました。

ほとんど別ゲームと言っていいかなと思います。マップ上の市場は全員が使えますので、それぞれが考える点数タイルへと向けてマップをめぐります。あいつはあれを集めてるから今からじゃ遅い、じゃああっちに行こう。とか考えつつ、自分なりの効率いいスパイス交換ルートを探していく。

シンプルであるゲームルールは変わらず、お手軽ながら非常に戦略性の高いゲームになったと思います。

ボーナスタイル等によって基本行動が強化されるのも楽しいですし、ゲーム状況を見つつ、どこまで交易所を建てていくのか、どうルートを設定するのか……。やればやるほど奥深い作品に仕上がっているのではないでしょうか。

また、前作と組み合わせて遊べますので、まさに1粒で二度おいしい。そんな感じですよ。

前作は持ってるしな〜という方も、完全に別ゲームに仕上がっていますので、一度は遊んでみることを強くおすすめします。遊んでみてびっくり、こんなに違うのー!? って感じです。面白かったですよ!!!

FAQ

本作を遊ぶ上で出てきた疑問について、軽くbggで調べたものをまとめました。正確な情報を調べたければ、bggのフォーラムにて確認してください。

センチュリー:イースターワンダーズFAQ「同じボーナスタイルは取れるか」「交易所ボーナスは取得と同ターンで発動するか」他 – Board game every day

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