魔術師達のためにポーションを調合して満足さえろ! 変則三目並べと特殊効果が楽しいボードゲーム「アピジカ」レビューと感想と和訳ルール
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名前 | アポジカ (Apotheca) |
デザイナー | アンドリュー・フェダースピール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 13歳~ |
プレイ人数 | 1~4人 | BGGスコア | 7.4/10 (311票) |
BGG重量 | 2.1/5 |
「アポジカ」ってどういうゲーム?
「アポジカ」の紹介
ボードゲーム「アポジカ」は秘密の市場でポーションを調合し、薬剤師達を満足させる特殊効果による三目並べにブラフ要素の混じった戦略性がたまらないゲームとなっています。
ゲーム概要
ボードにはポーションが裏向き、表向きで並んでおり、手番では基本的にこれを操作していきます。手番では二回の異なるアクションを実行する事ができ、
「明らかにする」、裏向きになっているいずれかのポーションを表向きにし、その色に該当する宝石を獲得します。
「補充」、ボード外から裏向きのポーションを配置します。このとき、自分だけがポーションの色を確認することがき、また、配置されたポーションはいつでも確認する事ができます。裏向きのポーションには矢印が描かれており、それを自分に向けることで誰が置いたポーションのかがわかるようになっています。
「パワー」、それぞれの薬剤師たちが持つマジカル薬剤師パワーを使いボード上にあるポーションを動かす事ができます。薬剤師ごとに様々な能力を持っており、どのように組み合わせるのかが鍵となります。また、異なる薬剤師によるパワーの使用は異なるアクションとしてカウントされます。
「雇う」、宝石を支払い、薬剤師を雇う事ができます。
場に三枚の同じ色のポーションが並んだら調合する事ができます。調合したポーションにより、自分の手元に薬剤師が存在していたらそれに割り当てます。この薬剤師は満足して帰ってしまいますのでもう彼のマジカル薬剤師パワーは使用できません。
いずれかのプレイヤーの雇っている薬剤師が三人満足したらそこでゲームが終了し、その人の勝利となります。
ゲーム感想
シークレット市場オーバーロード、マジカル薬剤師パワー。なんともいえない言霊力の飛び交うゲームですが、翻訳上そうなっただけでゲーム自体はかなり真面目でアートワークが素晴らしい作品となっています。
ボードもそうですがタイルなどのデザイン、質が非常によくと思わず触ってしまいます。
本作は特殊能力を使ったアクションポイントによるコンボにて行う三目並べとなります。三色ある色により場を上手くコントロールして自分の有利な盤面を整形していくことになります。
中々クセのある能力があり、列をスライドさせたり場所を交換したり、いきなり飛んできたりとわりとハチャメチャ。一方でゲームの根本にあるのはアブストラクトらいくな頭脳戦。あいつが今置いたポーションは何色だ? 何を狙っている? なんて考える心理戦要素も味わうことが出来ます。
基本的なルールもシンプルにできていて、すぐにゲームが初められるのもいいですね。
ゲームルールモードも通常戦、ソロゲーム、チーム戦、一対多なんて色々用意されていて、それぞれ違った楽しさがありリプレイ性も中々です。
全体的に上手くまとめ上げられている一方、戦略要素が強いのでダウンタイムがちょっと長くなりがち。慣れてくると心地よいテンポになるんですけれどね。
個人的にオススメなのはマスターvs見習いという一対多ルールです。これが中々面白く、マスターは色々できるが高いコストに悩み、見習いは協力しつつも少ない手数に四苦八苦するまた違ったゲームが楽しめるんですよ。見習いA、マスター、見習いB、マスターといった協力ゲームの基本も抑えており、マスターに挑む見習い達という構図も面白いです。
変則的三目並べですので、チェス、オセロなんていうアブストライク風味なゲーム、二人対戦ゲームなどが好きな方にはわりかしヒットする作品なのではないかなあと感じます。アートワークも素晴らしいのでその見た目でグッと来た方にもオススメ。ゲームモードも沢山ありますので色々な楽しみ方が出来る作品ですよ!
名前 | アポジカ (Apotheca) |
デザイナー | アンドリュー・フェダースピール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 13歳~ |
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