本作を”ゲーム”として捉えられるかはあなた次第 じゃんけんカードゲーム?「あめりかじゃんけん」レビューと感想
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名前 | アメリカじゃんけん | デザイナー | アメリカ人(諸説あり)
U.I games |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★☆☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★☆☆☆☆ |
プレイ時間 | 1分 | 年齢 | 5歳~ |
プレイ人数 | 2~3人 |
「アメリカじゃんけん」ってどういうゲーム?
「アメリカじゃんけん」の紹介
カードゲーム「アメリカじゃんけん」は皆のよく知る「グー・チョキ・パー」という3つの役があるじゃんけんに2つの役を足して5役でじゃんけんを行うなんともアメリカンなゲームとなっています。
ルール概要
じゃんけんです。
ゲーム感想
本作を「ゲーム」と評して良いのかどうか。というのは非常に難しい問題だと思います。まず、ルールからしてカード1枚あって、役の相関関係しか記されていない。
で、ゲーム本体はそれぞれの役を示すカードが三枚ずつ。そう、三枚ずつ。これでどうやって遊ぶのか、ランダムに配るのか1枚ずつ配るのか、同時に出すのか順番に出すのか。アイコの時の処理は?
一つ一つの疑問が私達に問いかけを残していきます。
本作をゲームと取るのか、ツールととるのかは受け手に委ねられているのだと思うのですが、私は本作をある種、新手のプレゼンテーションゲームだと受け取りました。
本作のコンポーネント、基本ルールを使って面白い遊びを考えプレゼンして、やってみる。それが1つのサイクルとして、だれが言ったかわからないけれど必ずそういう流れになる。
こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろうという議論とバカバカしさ、どうしようもない意味不明のおもしろおかしさがたまりません。
一ゲームは数十秒でおわるのに、本作をいじくりまわして三十分程度経過していた時は本当に私たちはなにをしているんだ、という気分になりました。
この作品にはそれだけの力があります。アメリカじゃんけんという遊び自体は元々あって、ちょっと検索すれば出てくるわけですが、それをわざわざカードにして頒布するという判断。
そしてこれを手にとった時の意味不明さ、おかしさ。
遊びの本質を感じ取れたような不思議な気分になります。面白いってなんだろう、ゲームってなんだろうメカニクスとは、ルールとは。そういうことを考えながら手にあるカードは「スポック」とか「スネーク」とかあほあほしいカード。
もうなんだか全てがアホにまみれていて、それがまた面白いわけです。
おすすめできる作品ではありません。ゲームとしては間違いなくおすすめ☆1つもつけられない。けど愛せる。頭に残る。そんなゲームです。手に取る機会がありましたらぜひとも遊んでみてください。ばかみたいですよ、ほんと。そして面白いルールを見つけたらぜひとも教えて下さい。
名前 | アメリカじゃんけん | デザイナー | アメリカ人(諸説あり)
U.I games |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
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