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発明オタクの奇怪な傑作 | |
おすすめ度:★★★☆☆ | |
ルール難易度:★☆☆☆☆ | |
運要素:★★★★☆ | |
思考要素:★☆☆☆☆ | |
プレイ時間:25~30 | |
年齢:8歳~ | |
プレイ人数:2~4人 |
ダイスゲーム「発明オタクの奇怪な傑作」は、三つのダイスを転がしてアイテムを発明していき、そのアイテムを使ってダイスを操作してまたさらに強力なアイテムを発明していくシンプルなダイス・カード購入ゲームです。
とにかくコンポーネントの品質、カードのデザインが目を引くゲームになっています。全体的に非常に高い品質になっており、インパクトがありますね。
手番ではまずダイスを三つ振ります。このゲームには振り直しといったルールは無く、全て発明カードを使用してダイスの出目を操作していきます。場には六枚のカードがあり、条件を揃えることでカードを発明していきます。
アイテムカードは一度使うと使用済みとなり、再度使用可能にするにはダイスを使用する必要があります。
と、非常にシンプルなダイスゲームになっています。
アイテムカードについてはそれぞれに様々な能力が備わっており、これを組み合わせてダイスを操作していくのはコンボ感がありパズルをしているような感覚になります。
最初に振るダイスは増えませんので、どのようにして必要な出目を揃えるのか、考えるのはとても楽しいですね。
アイテムカードには勝利点数があり、どのようにして難条件のカードを発明していくのかが鍵になります。
反面、拡大再生産といえばそうではなくダイスの振り直しは基本出来ませんのでかなり運にたよっている所が大きく、下位者へのセーフティが無いのが少し気になりますね。ゲームとして非常にパズル的な要素が大きいので八歳からとありますが少し難しいかなと思う所。
ダイスゲームといえば「王への請願」を思い浮かべますが、あちらがダイスが基本的に増えつつ拡大再生産していけるのに対してこちらはそうではありません。出てくるカードも完全にランダム。最初から難条件のものが出るとゲームが停滞してしまう可能性もあります。
沢山のダイスを振るジャラジャラ感も薄く、少しゲームとして盛り上がりに欠けてしまうかなという印象はあります。
とはいえ、特に粗も見当たらずまとまっている作品だと思います。ダイスを操作するパズル感は嫌いではありません。どんどんアイテムが増えていきながら色々組み合わせる楽しさはきちんと提供できていますし、少ないダイスをどうコントロールするのか、という部分では好きな人はいるだろうな、と思いました。
ダイスゲーム好き、パズル・最適解を探すのが好きな方にはピンと来るものがあるのかなと感じました。
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