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技術を開発し建築物を管理し軍拡する これぞ誰もが求めた戦略シミュレーションボードゲーム「スルー・ジ・エイジズ 日本語版」レビューと感想

      2016/09/08

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スルージエイジス
(Through the Ages: A New Story of Civilization)
デザイナーブラーダ・クバティル
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★★★☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間180~240分 年齢14歳~
プレイ人数2~4人 BGGスコア8.9/10 (3849票)
BGG重量4.3/5

「スルージエイジス」ってどういうゲーム?

「スルージエイジス」の紹介

ボードゲーム「スルー・ジ・エイジズ」はそれぞれの文明を発展させるため、生産力をあげ、軍拡し、幸福度を上げて文化力を強め勝利を目指すゲームとなっています。

ルール概要

プレイヤーは自身の国力を高めるために軍事行動と内政行動をしていくことになります。それぞれ赤キューブ、白キューブとして表され、行動によってこのキューブを消費していきます。

基本的に手番で行うのはカードを獲得する、カードをプレイする、国民を配置するの3つに別れており、それぞれの行動の意図によって処理が違うという感じです。

例えばカードを獲得するにしても、指導者はその時代に一人しか獲得できないし、脅威は獲得した瞬間に場に出される。プレイするにしてもアクションカードならすぐに出せるのだけれど、新技術ならその分の技術点を消費しなければならないなどなど、といった塩梅です。

基本的にはこれに加えて、毎ラウンド行われるイベント、戦争、生産を繰り返しながら3つの時代を終え最終的に一番文化力の高いプレイヤーが勝利となります。

ゲーム感想

長く長く遊ばれている本作「スルージエイジス」待望の日本語版ということで、非常に遊びやすくバランスの良い新版が登場しました。

本作はマップを使わない拡大再生産系の戦略ゲームということで、ある程度ボードゲームを遊んでいればそこまで混乱する事なく遊べる作品になっているのかなと思います。

基本的にやることは三択、その中でさらに何をするかでちょっとした細かいルールがあるというような枝葉があるタイプになっています。けれどもかなり洗練されていて直感的であるためにあまり混乱なく遊べるようになっています。どうしても枝葉が多いのは否めないのでルールブック片手に、ということもままありますが。

ラウンドが進むに連れてアクションに必要なキューブが増えていくためだんだんラウンドが長く、一手番に時間がかかっていくゲームなのでどうしてもダウンタイムが長くなります。しかしそれが気にならないほど濃厚な体験ができる作品だと思います。

軍事ユニットの組み合わせによる軍団、続々出てくる指導者、様々な脅威、イベント、技術・・・。あらゆる要素を考慮しながら自分の国の政策を考える。もうたまりません。

PCゲームでいうと「シヴィライゼーション」などの内政・軍事ゲームが好きな人には一生遊べるゲームです。

四人でフルゲームとかやるとヘタすると十時間近くかかる本作、膨大な時間はかかりますがゲーマーは一度は体験しておくべき作品だと思います。

シミュレーション、ストラテジー系のゲーム好きはもちろん、重量級ゲーム好きな人には間違いなく楽しめる作品なのではないでしょうか。様々な戦略を試してみたくなって何度も何度もリプレイする事間違いなしですよ!!!

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スルージエイジス
(Through the Ages: A New Story of Civilization)
デザイナーブラーダ・クバティル
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★★★☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間180~240分 年齢14歳~
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