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横濱紳商伝 | |
おすすめ度:★★★☆☆ | |
ルール難易度:★★★☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★★☆☆ | |
プレイ時間:90 | |
年齢:12歳~ | |
プレイ人数:2~4人 |
ボードゲーム「横濱紳商伝」は横浜を練り歩きながら商品を運び、商人としての名声を得て大商人になるゲームとなります。
ゲーム概要
ランダムに配置されたボード群、これがゲームで使用するマップとなります。小さなボード一つ一つがそれぞれ土地なり建物を表していて、能力があります。銀行ならお金がもらえたり、茶畑なら茶葉がもらえたり、基本的には見た目通り。
手番ではまず部下をマップに配置します。それぞれの土地に派遣しているイメージですね。3つのバラバラの場所に置くか、2つを一箇所に配置するか。
次に社長コマがマップ上を移動します。移動するには部下がそのボードにいなければいけません。遠くに行くことも可能ですが、そのためには道中部下がいる必要があるわけです。
社長コマが移動を終えるとその場所の能力が発動、部下ゴマ、店舗、社長ゴマなどそれぞれ自分の持ち物を合計してその分の効果が得られます。最大五パワーとなり銀行なら5金、茶畑なら5茶葉といった具合。さらに、4パワー以上で効果が発動すると店舗をそこに建設する事ができ、次回以降その店舗も一パワーとして計算できるようになります。
これを繰り返していきリソースを集め依頼達成カードを達成していきながら、点数が一番高いプレイヤーが勝利となります。
他にも細かなルールがありますが割愛。
ゲーム感想
変則的な移動先アクションメカニクスを中心にした依頼達成ゲームといったところでしょうか。面白いのは部下をおいた分だけ効果が高まる各種ボードでしょうか。これにより計画的に手番を組み立てていく必要があります。
部下は有限だし、一度アクションを使うと手元に戻ってきちゃいますので、本当に効率よく先々の行動を計画していく事が重要になります。
一方で、本作は選択肢が非常に多いゲームでもあります。どこに部下を置くのかから始まりどこに社長を移動させるのか、店舗を置くかどうか、どの依頼カードを確保するのか・・・。一手の中で何回も選択をする必要があり、結果としてダウンタイムが長めなゲームとなっています。
プレイ時間90分とありますが、メンツによっては三時間超えとなる可能性もあるかと。その分ガッツリとかんがえられるゲームでもあるという事ですね。
本作はいろいろな戦略があるように見えて、実は基本一本道。リソースを集めて依頼達成をしていくのが一番確実であり、その道中でどれだけ寄り道を効率よくできるのか、というゲームとなっています。教会、税関など高得点を得られる場所や、研究所などちょっとした特殊カードが貰える場所などをどのタイミングで実行するのか。それを考えるのが楽しいゲームなんだなと感じます。
しかし戦術したように、本作は選択肢が非常に多いゲームとなっており、それに迷ってしまって依頼達成を疎かにしてしまうと一気に点数を離されるゲームでもあります。このガードレールのない感じ、嫌いではないですが慣れない人にはちょっと拒否反応を起こしてしまうかもしれません。
ガッツリじっくりとゲームに取り組みたい方、計画性がなにより重要なゲームが好きな方にはたまらない作品となっているかと思います。絵もかわいらしくキャッチーですし、ルール自体はそこまで難しいわけでもありません。適正人数は三人くらいでしょうか。テーマも相まってハマる人にはハマるゲームと感じます。
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