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チーム戦が楽しく何度でも繰り返し楽しめる無限のリプレイ性が嬉しいカードゲーム「ウルフ&ハウンド」レビューと感想

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ウルフ&ハウンド(Wolf&Hound) 日本語説明書・日本語版カード付き | サイコロ堂

ウルフ&ハウンド
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:10~20
年齢:10歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「ウルフ&ハウンド」は狼と犬を上手く誘導しながら自分の羊を守る、シンプルで盛り上がる対戦&チームプレイゲームとなっています。

ルール概要

プレイヤーはそれぞれプレイヤーボードとその上に羊、手札を持っています。中央には狼と犬が動きまわるボードが配置されています。

プレイヤーは手番でカードをプレイします。カードには二種類あって、犬用、狼用に分かれています。それぞれに数字があって、カードをプレイすると犬、もしくは羊が動きます。

基本的にはこれを繰り返していくだけです。

手番の最初に狼が自分の前にいれば羊が怖がって柵から逃げ出し、犬がいれば連れ戻してきくれます。

対戦なら最後まで羊を確保できていたプレイヤーの勝利、チーム戦なら誰か一人の全羊がいなくなった時点でその反対側チームの勝利となります。

ゲーム感想

ゲームの基本として非常にシンプルにできていて、ようはカードを使ったすごろく。動くコマは犬か狼で、手番の最初にいたらそれぞれの効果を受けます。原則狼がいたら羊が逃げる、犬がいたら羊が戻ってくる。

たったこれだけなのに、これがまあ盛り上がる。チーム戦が特に面白くて、手軽で扱うカードの数字も小さいこともありさくさくっと遊べちゃうのもいいですね。

それぞれの意図によって動きまわる犬と狼。カードは出さなければならないのでどうしても動きます。カードの種類もあるので動かしたニのに動かしたかったり、その逆もまたあったり。「助けて〜」「やー無理ー!」なんて悲鳴をあげながらなくなく羊を動かすのが楽しいんですよね。

またこの「動かす」というのも一つのギミックになっていて、というのも羊がプラスチックのベースに寄って立体になっているんです。同時に柵も立体になっています。これがどういうことかというと、羊が逃げるときに自分でこれをひょいって柵越えさせる。逆もそう。

これがもうむちゃくちゃかわいいわけです。視認性も良いですし、他人にどれだけ羊がいるのかもよくわかる。

フレーバー上の没入感とプレイアビリティの向上をこの要素によって同時になされていて感心します。

ただ、これだけだと数回遊ぶと飽きます。しかし本作には様々な効果を持つ犬、狼カードが大量に入っていて、それらの組み合わせで何度も楽しむことができるようになっています。

逆周り、特定のタイミングで方向転換する、2/1で移動などなど。ゲームをより楽しく、変化を出せるようなカードが沢山。どれとどれを組み合わせで遊ぶと楽しいのかを考えるのも楽しく、これまた盛り上がるわけです。

アートワークも全体的に雰囲気が統一されており、可愛いらしくありながらもいわゆる「萌え」でもない丁度よい塩梅で手に取りやすいです。

ファミリーゲーム、パーティーゲームとしてシンプルなルールで可愛く、短い時間で遊べる本作はかなりおすすめ。ボックスアートの時点で惹かれた人には間違いなく楽しめる作品だと思います。

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