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参考人 | |
おすすめ度:★★★☆☆ | |
ルール難易度:★★☆☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★★☆☆ | |
プレイ時間:20~40 | |
年齢:13歳~ | |
プレイ人数:3~6人 |
カードゲーム「参考人」はそれぞれの容疑者が語る証言から真犯人を推測し、投票していくという推理とビッティングが合わさったワンアイデアがキラリと光る作品となっています。
ルール概要
場にはプレイヤー人数に合わせて容疑者カードが配置されます。それぞれの容疑者に対応した裏面色の証言カードを見えないよう裏向きで配置していきます。これらが今回の事件の「実態」となります。
それぞれのプレイヤーに証言カードが配られます。これらのカードは容疑者の下には無いことがわかっていますので、まさに証言といったところ。
それぞれの容疑者にはどのようなカード内約があるのかすぐ見れるようにサマリーとなっていますので、自分の手札と合わせて多数のヒントを最初から持っていることになります。
それぞれのプレイヤーは手札から証言カード1枚を一斉にプレイします。全員が出したら、カード左上に描かれている数字順にどの容疑者が犯人かを予想、ビッティングしていきます。
これを手札が最後の1枚になるまで繰り返し、最終的に容疑者の下にあるカードを開いて答え合わせをします。そのカードのアイコンに描かれた数字が最も大きい容疑者が今回の事件の犯人となります。ビッティングしていたチップ分、それぞれのプレイヤーに点数があります。
なかには「全体に真犯人になる」や「数字が低い人が犯人になる」、「共犯者」といった特殊カードもあり、これらが容疑者たちから出ることにより大番狂わせになります。
手札と他のプレイヤーから出されるカードから事件の真相を探り、どの手札からどういう順番でカードを出していくのかで状況をコントロールするのか。その思考戦が本作の特徴となります。
ゲーム感想
かなりきれいにまとまっているのではないでしょうか。それぞれの容疑者にどういう可能性があるのか。誰がどのカードを持っているのか。出すカードとビッティングを見つつ睨む。推理ゲームでありつつかなりの人数で遊べ、パーティー感と思考要素がうまく両立しているように思います。
特殊カードもなかなかバラエティがありつつ納得できる範囲ですので、答え合わせの時にワっと盛り上がれるものとなっています。
ゲーム自体の時間も短く、非常にわかりやすいのがいいですね。
既存推理ゲームと比べてもきちんと差別化し、本作だけの持ち味をしっかりと持っています
。コンポーネントの雰囲気も良いですし、一度遊ぶとスムーズに次に進むことができます。
一点、ルールブックが非常にわかりづらく、遊ぶのに少し手間取ります。そこさえクリアできれば、というところでちょっと残念に思います。
推理ゲーム好きにはかなりお勧め。多人数まで対応し、少人数ではじっくり、多人数ではパーティー的に楽しめます。今までのゲームにはない要素もありつつ短い時間でさくっと回せる本作はハマる人は多いのではないでしょうか。面白かったですよ!
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