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村の人生 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
ルール難易度:★★★☆☆ | |
運要素:★★★☆☆ | |
思考要素:★★★☆☆ | |
プレイ時間:60 − 90 | |
年齢:12歳~ | |
プレイ人数:2~4人 |
ボードゲーム「村の人生」は、様々な資源やアクションをしながら村を豊かにしていきつつも、時間の経過により村人が死んでいく過程を表現したゲームになっています。
ボードには村とその中にある様々な施設、そして村の外が描かれています。ここに自分の担当する色の村人を配置していき施設を稼働させ、資源を得たり、それを加工したりと様々な事を繰り返しながら勝利点を稼いでいきます。
村人コマには数字が記述されていて、これが低いほど古い世代となります。結婚アクションをしたりすればどんどんコマが増えていき新しい世代のコマをゲットできます。
なぜ世代などというものがあるのか。それはこのゲームには時間の概念があって、行動をしたり、特定の資源を得たりすると、自分のプレイヤーボードの時間トラックが進んでいきます。それによって古い世代からどんどんいなくなってしまうのです。
というわけで、このゲームはどうにか村人を確保しつつ、くるくる回るトラックを気にしていきながら村人の寿命をマネジメントしていく必要があるのです。
ただ、死んだ村人も功績を残していると名簿に載ることが出来、勝利点となります。無駄な死などないのです。
従来のワーカープレイスメントがご飯などのリソースによる消費で行動を制限していたのに対し、このゲームではワーカーを消費する事によって制限しているのがなんとも新鮮。個人的に、アグリコラなどのメシに追われるワーカープレイスメントは苦手でしたので、こちらの方が好きですね。
村の人生という名前の通り、ボードの施設にどの村人を配置するのか、から始まり様々な事を管理しつつも村人の寿命まで気にする必要があるというのがなんとも悩ましくも直感的だと思いました。
ゲームとしても、運の要素がちょっと強いかなと感じますが戦略面とほどよく良いバランスであると思います。勝利点をゲットできる方法はいくつもありますが、意外と一極的な点数の取り方では点が取れません。様々な分野に手を出し、総合的に点数を獲得していくのが重要かと思います。
経験値をため、何度も遊んで見たくなる楽しさがあるゲームです。他のゲーマーズゲームと比べルールが多いわけでもなく、アクションも直感的ですし、混乱する事は特にありません。
2012年のエキスパート部門大賞は伊達ではないということでしょう。
ゲーマーゲーム、ワーカープレイスメント好きは勿論、重量級最初の一つ目としてもオススメな作品となっています。ガッツリゲームなのにこのプレイ時間の短さは魅力的ですね。
面白いゲームでした。
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