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伸るか反るかをカードで示す! ピリッとしているギャンブルライクカードゲーム「ツインズ」レビューと感想

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ツインズ
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:30
年齢:8歳~
プレイ人数:3~6人

カードゲーム「ツインズ」はシンプルな絵柄とルールに隠されたピリっとしたやりとりがクセになるギャンブルライクなゲームになっています。

ゲーム概要

プレイヤーはまず八枚のカードが配られます。一回のラウンドでは4回カードを使うタイミングがあり、二枚ずつカードをプレイします。なので八枚という数はちょうど使い切りというわけですね。

カード二枚で役を作るわけですが、ギャンブルタイプのゲームですから例によって色、の組み合わせによって強弱が決められています。二枚で作られる役ですから特に難しい所はありません。

そうすると手札運がどうしても強すぎますので、一枚ないし二枚をラウンドが始まる前に購入する事が可能です。最終的に最大10枚のカードを手札として持ってゲームを始めます。

四回あるカードを出すタイミングでは、それぞれ回毎に「今回勝ったらチップが貰える」「今回負けたらチップを払って敗退」など条件が設定されています。勝つつもりならほどよくカードを使い最後まで残り、手札が悪ければ最低元の出費で降りる・・・。そういう言外のやりとりがミソのゲームというわけです。

ゲーム感想

非常にシンプルなカードゲームでありながら、きちんとギャンブルライクなゲームとして成立しているのが面白いですね。役もわかりやすく、素人目にみても色を合わせれば良いんだなーのすぐに間隔が掴めます。

ただ、本作はカジュアルにも遊べるのですが、ギャンブルゲームという側面から見ていくと「カードの運用による戦略性」が見えてきます。

誰か今回カードを追加で取ったか? 取ってないならプールにチップはそこまでない。今回の手札はいけるか? 降りるなら最初で全力投球して駄賃だけでも貰っておくか?

たった四回のカードプレイによるちょっとした心理戦が抜群に面白いです。

もちろん手札運も大きいゲームではありますが、悪いときは素直に降りて、良い時に強気に。ギャンブルゲームの基本ではありますが、それを実際にカードをプレイしながら示していくというのがなんとも新鮮だなと感じました。

もちろんファミリーゲームとしても楽しめます。かわいらしいデザインだし、チップなども高級感があります。箱も小さめで全体的なコンポーネントの質も良く、ずっと触っていたくなります。

定期的に遊びつつも、何度も繰り返し遊べる戦略的なカードゲームをお探しなら本作はオススメですよ!

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