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あの誰もが知っている伝説のシューティングがボードゲーム化!! という体の「ケンブルカスケード」レビューと感想

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ケンブルカスケード
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:75
年齢:13歳~
プレイ人数:1~5人

ボードゲーム「ケンブルカスケード」は、誰もが子供の頃夢中になってかじりついたあの8bit名シューティングゲームである同名タイトル「ケンブルカスケード」がなんとボードゲームに形を変えて現代に蘇ったぜ!!!!! という体のゲームです。

デザインはもちろん、ルールの細部までシューティングを意識した物になっていてグッとくる人にはたまらない見た目をしています。本作は縦シューティングが特に意識されていて、ゲームが進む事によって自分の機体がどんどんアップグレードされていきます。

また、敵からの攻撃は「敵弾レベル」という概念で管理されていて、他のプレイヤーから攻撃されたり、敵の近くにいるとこのレベルが上昇、移動するとレベルが下がり、ターン終了一でも残っているとダメージ。という形になっています。弾幕シューティングにイメージが近いかもしれませんね。

プレイヤーボードもなんともドッティーな感じでワクワクするデザイン。サマリーもついていて親切です。文字なんかもドット表現されていて、こういう細かい仕事は良いですね。プレイに力が入ります。

自分の手番ではまず「バトル」か「パワーダウン」を選択します。バトルはそのままの意味で移動したり攻撃したりできます。パワーダウンでは自機を回復したりショップにてお買い物したりできます。ここで、バトルを選択しているとオーバーチャージという行動を選択でき、そのまま追加でアクションを行う事が出来ます。

そのラウンドでどういう順番になるのかというのも毎回競りカードのようなものをプレイして可変しますし、総じてシューティングというリアルタイムな要素をうまーくボードゲームのラウンド制、ターン制に落とし込んでいるなあと感心する限りです。勉強になるゲームだと思います。一見協力ゲームに見えて、実は勝利点の取り合いという意味では対立しているというのも上手く出来ているなあと感じます。凄いゲームです。

ラウンドが終了すると、ボードの最下層列を除去し、一番上に持っていって新たなカードを配置することによって縦シューティングの強制スクロールを表現しています。一枚ずつカードをめくっていくのもブラウン管を表現していてなんとも笑えますよ。

装備品その他についてもあるあるネタに溢れていますし、なんとも楽しくプレイ出来ます。

反面、処理にちょっと手間取る場面も多く、テンポはあまりよくないのかなという印象です。それでも、なんとも言えない魅力に溢れていますし、愛せるゲームだと私は思います。このデザイン、見た目にピンと来るならバッチリオススメなゲームですよ!!

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