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大人な雰囲気バツグンのシンプルな綱引きの電力戦争ゲーム「テスラvsエジソン:デュエル」レビューと感想

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テスラvsエジソン:デュエル
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:15~30
年齢:14歳~
プレイ人数:2~2人

カードゲーム「テスラvsエジソン:デュエル」は、交流と直流の覇権争いをしながら、都市への電力敷設、株式の購入を通して地域ごとに綱引きをしていく、シンプルながら熱いやりとりができるゲームとなっています。

ルール概要

プレイヤーたちは交流と直流、いずれかの電力タイプの発明家を担当します。それぞれの発明家には、個人目標があって、これを達成してもゲーム途中で勝利します。

プレイは3フェイズに分かれていて、他のゲームでいう、ラウンドに近い概念です。アクションカードをドラフト、プレイヤーは交互にアクションカードのプレイをしていきながら、様々なアクションを実行し、すべてのアクションカードをプレイ仕切ったら、フェイズ終了処理をして、次のフェイズへと移行します。

ゲームは3つの地域を直流か交流、どちらかに傾いているかで綱引きをし合う感じになります。アクションによって各地域に関係する株を獲得したり、都市へと電力を敷設することによって地域をいずれかの電力タイプに傾けることができるのです。株とか敷設とかいっても、難しいことはなにもなく、アクションを実行すれば単純にそれらのカードを獲得して、地域に配置できます。

他にもプロパガンダを広めて、直流は良いぞ、交流のほうが良いぞ。といった別方面での競いもあったりして、多方面でいろいろな要素を睨みながら、個人目標か、最終得点計算での勝ちを狙うのか。悩ましいゲームとなっています。

バトルラインを知っているなら、カード役を使用しないバトルラインと思うとわかりやすいかなと思います。

ゲーム感想

めちゃくちゃ見た目のセンスが半端ないゲームとなっています。電力戦争をテーマにして、株と都市の電化をしながら、実質的に、または風説的に自身が担当する電力タイプをどう勝たせるのか。

やることはシンプルで、アクションカードをプレイして、底に描かれているアクションを実行していくだけ。それによって地域へと株や都市カードを配置して、優位性を傾けていく。

それと同時に、個人目標もあって、自分のことだけ考えていると、さくっとゲームが途中終了してしまうことも。

と、株だ、都市電化だ、なんて考えていると、プロパガンダを広められて、そっちでのポイントによって追加手番を取られちゃったり。

やることはシンプルに綱引き。けれども睨むべき要素は多い。そんなゲームになていますよ。

プレイ時間も短めですが、かなりきれいに組み上がっているゲームだと思います。見た目も本当にかっこいいし、大人! って感じですよ。おすすめです。

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