ボードゲーム喫茶「 天岩庵 」さんが、ボードゲームのルールブック校閲レビューサービスを計画中
NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。
【お知らせ】天岩庵店主が、「ボードゲームのルールブック校閲レビュー」業務を始めようと思います。既に数団体のレビューをおこなって、ご評価をいただき、手応えを感じています。
申込フォームも準備中。12月にレビューイベントやります。
ご依頼、料金や内容の質問など、まずはご連絡ください!— 天岩庵🍇ボードゲーム喫茶 (@tengan_an) 2018年10月15日
ボードゲーム喫茶「天岩庵」さんが、ボードゲームのルールブック校閲レビューサービスを計画中だそうです。
ボードゲームのルールブック、特に同人ゲームは、発表する場所がある程度決まっており、そこに間に合わせるために作成されることも多く、もっというと締切ギリギリにルールブックを作成し、校正作業が間に合っていない、といったゲームも見受けられたりします。
ゲーム自体がテストプレイを繰り返し、完成度が高いとしても、ルールブックの記述が曖昧で、きちんとルールで遊ばれなかったり、さらには遊ぶことさえされない、といったのはとても悲しいことですね。
単純なカードゲームだとしても、ルールブックへの記述漏れ、記述ミスというのはとても多いです。ゲーム終了条件が最初に書かれていて、最後にかかれていないため間違った終了条件でゲームを終えてしまう。カードドロータイミングが書かれていない。特定条件で複数枚のカードが出せる。カードテキストの文言に矛盾があり、その回答がなされない、などなど。
ボードゲームのルールは明確で、完結であるべきでありながら、その書き方に一定の答えがあるわけではありません。
私も「ノンオブラートレビュー」という、ボードゲームを実際に遊び、ルールブックの書き方やゲーム本体について細かくレポートにまとめて返すというサービスをしていましたが、1つのボードゲームについて、問題点を探してリスト化し、その解決策を提示するというのは非常に大変な作業でありました。
天岩庵さんが今回のサービスで、どこまでの範囲をサポートされるのかはわかりませんが、ルールブックを第三者が読んでくれて、ゲームルールとしての読みやすさ、正確さを保証してくれる、というのは大変ありがたいサービスだと思います。
また、有料というのも英断だと思います。ボードゲームのルールを読み、それがゲームルールとして正確なのか、解釈の仕方は正しいのかを判断するのは非常に大変な作業であり、ただ日本語の正しさを指摘するだけには収まらないからですね。実際にテストプレイまでするのかはわかりませんが、ボードゲームにある程度触れた人が、読める、とハンアdんするまでルールを読み込んでくれるのはそれだけで本当にありがたいと思います。
長く続けられるサービスへと発展し、今後、このサービスを通った、という事実がブランド化して、箱やルールブックにアイコンなりシンボルなりがついたりすると、「ああ、ここが読めると保証してるのね、じゃあ大丈夫だ」と安心感につながるサービスにもなると思います。ボードゲームのルールブックの読める・読めない問題は個人的にすごく注目していることなので、今回の計画は非常に気になっているところです。
ぜひともサービス開始と、長い期間でのサービス提供を願っております。頑張ってほしいですね!