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どこだどこだ目当てのツボはどこだ!? アクションとレート売買の不思議な組み合わせ「すきもの」レビューと感想

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すきもの
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:30
年齢:9歳~
プレイ人数:2~6人

カードゲーム「すきもの」は、目利きの商人となり売れそうな商品を買いあさり高く売る事を目指すリアルタイム・レート式売買ゲームです。

ゲームの目的は50両稼ぐ事。そのためには安く商品を買い、高く売る事。非常に簡単ですね。

中央にあるレート表には商品がいくらで売れるのかという目安になっていて、そこに売り大賞となる賞品が並びます。ここにある賞品が手元にあればその値段で売る事が出来ます。

それをどうすれば手元にもってこれるのかというと、幾つもの山に振り分けられた山札の集まりから探していきます。

まずはそれぞれのプレイヤーがどの山を取るのかを選択します。全員が選択して山札を手にとったら同時に、リアルタイムで中を見てお目当ての賞品を買い集めていきます。カードには裏表があり、賞品が書かれた面と、それの買い取り額が書かれています。

ここであらかじめ安い商品を買い集めて今後出る事を睨むのも良し、お目当てピッタリの賞品を探すのも良し。また、今後出る賞品のために予めざっと目を通して記憶するのもわすれてはなりません。

そうしてチョイスが終わったら山札を元の場所に戻し、順番チップを手に取ります。このチップがその後の売却フェイズの順番になりますので、さっさと山札のサーチを切り上げるのも大変重要です。

そうしてレート表にある商品を売却していくわけです。売られた商品はレートが下がりますが、売られなかった商品は需要が高まり一段階価値が高まります。

カードのデザイン、コンポーネントの質、全体的に非常によくできているのも手伝い雰囲気抜群のゲームになっています。

リアルタイムで山札を探すのは勿論、どれだけで売れて儲けられるのかの戦略が非常に楽しいです。

シンプルなルールながら、カードのカウンティング、山札の記憶、他の人の場札読みなどなど、様々な要素が絡み合い非常に楽しいものに仕上がっていると思いました。抜群に面白いです。

リアルタイムで全員で行動するのでアクション性もありつつ戦略性もきちんと確保されているのでハマる人はどっぷり楽しめるゲームではないでしょうか。反面、こういったアクショ要素、瞬間で戦略を立てるのが苦手な人には難しいゲームになっているのかなと思います。子供でも十分に遊べるでしょうが、売買による儲けを理解出来るとグッと楽しさが増すでしょう。

記憶、アクション、戦略、感。全てが自然に組み合わさってるクオリティの高いゲームだと思います。

カジュアルに楽しめつつ動きのある、盛り上がれるゲーム、さくっと楽しめつつ戦略性のあるもの探している、といった人にお勧めです。

盛り上がる事間違いなし、運と感と戦略がほどよくテンポの良い楽しいゲームですよ!!

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