Board game every day

切手をオークションで競り落として高く売れ!! ボードゲーム「スタンプス」レビューと感想

NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。

PC版表示でこの記事を見る


スタンプス
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:45
年齢:10歳~
プレイ人数:3~5人

ボードゲーム「スタンプス」は、ライナー・クニツィア三大競りゲー「ラー」「メディチ」「モダンアート」の一つ、「モダンアート」をリメイクしたバラエティに富んだ様々な競りが楽しめる競り好きには堪らないゲームになっています。

プレイヤーは切手をオークションで売り買いするオークショニアとなり、少しでも良い値で取引できる切手を集めて売りさばき、一番多く稼ぐ事が出来たプレイヤーが勝者となります。

ゲーム自体は「モダンアート」のリメイクで変わったところはありませんが、デザイン上にて様々な工夫がされており遊びやすくなっていますね。コンポーネントの品質がすばらしく良く、全て同じサイズのタイルで作られております。お金、切手、レート表、全てのデザインが綺麗に統一されて非常に遊んでいて楽しいですね。

プレイヤーは手番にて自身の手札にある切手から一枚、場合によっては二枚出します。それによりオークションの内容が決定して、切手の売買が行われます。計五枚目の切手がオークションにかけられた時点で処理を一旦停止して、場に出された切手に合わせてレートが変更されます。その後オークションで落とした切手を売却するという流れを繰り返します。

このゲームで遊べる競りは自由競売、一巡、言い値売買などなど。様々な競りを体験することが出来ます。ラーのような競り札交換の読み合い、メディチのような収支がわかるような収支ジワジワっとしたものとはまた違う、緩急ある盛り上がりが楽しく、パーティーゲームのような遊び味すらあります。

それぞれのプレイヤーの思惑によって報酬が上下しますので、それを推し量りながらの競りがなんとも楽しいです。逆に言うと、報酬と所持金の収支を計算できないとこのゲームの楽しさを味わえないというちょっとした難しさがあります。

プレイヤーの絡みが大変高く、全員の力量が拮抗すればこの手のゲームはとても面白いのですが、反面バランスが簡単に崩壊するという二面性があります。場合によってはちょっとした番外戦術も楽しめるのがこういったゲームの楽しさでもありますね。

時間も短く、定期的に遊びたくなる魅力に溢れています。

現行モダンアートとの違いは、スタンプスは全てのコンポーネントが小さなタイルで統一されており若干プレイアビリティが下がっている面があるところですね。遊びやすさを気にするなら現行モダンアートがオススメです。標準的なカードサイズですからね。

現在スタンプスは残念ながら入手難になっており、価格が噴騰しているような状況ですね。リメイク元であるモダンアートの方は流通していますので、そちらの方を購入されると良いと思います。

緩急が楽しく、盛り上がりながらもしっかりと楽しむ事が出来るこのゲーム。ある程度の人数で遊ぶ事があるならばオススメのゲームです。

他のボードゲームのレビューはこちらです→オススメ度順ボードゲームレビュー一覧

NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。