様々な危機を回避し宇宙船を守れ！　リアルタイムとターン進行の協力ボードゲーム「スペースアラート」レビューと感想

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スペースアラート

おすすめ度：★★★★☆

ルール難易度：★★☆☆☆

運要素：★★★☆☆

思考要素：★★☆☆☆

プレイ時間：30

年齢：12歳～

プレイ人数：1～5人

ボードゲーム「スペースアラート」はリアルタイムで進行される音声を聞きながら宇宙船で巻き起こる様々なトラブルへの対処を迫られ、るチームワークが試される協力ゲームとなっています。

ゲーム概要

ゲームが始まると音声が流れ始め、様々なイベントが発生します。その内容は敵の出現から手札の補充、交換まで様々。

プレイヤーたちは音声が流れている間の十分間で、ゲーム内の全ての行動を計画する必要があります。

というのも、本作はリアルタイムで声を出し合いながら相談したり、計画を練ったりしますがその成果はラウンドによって一手一手進行していくというものになっているのです。

例えば敵が二ターン目に攻めてくるぞ、となるとそれに合わせて2ターン目までに指定の場所に移動し、攻撃ボタンを押す、という行動をプログラムのようにカードを伏せて指定します。

そうなるとエネルギーがなくなるのでそれに合わせて他の人が2ターン目以降にエネルギー補充のためにまた別の場所へ移動しないといけない。ああ、3ラウンド目に敵が！？　さっきの敵は倒せてるの？　どうなの？

という次々と巻き起こる問題に対して、全員がカードを伏せたまま話し合い、示し合う必要があるのです。

そうして音声が止まったら実際に全員の行動があっていたのかを進行に合わせて見ていきます。一手一手動かしつつ、敵が出てきて、攻撃をして、エネルギーを補充して、バリアを張り、見事宇宙船を守り切る事ができれば全員の勝利となります！

ゲーム感想

リアルタイムで巻き起こるアクシデント、それに対して誰がどう対処していくのか！！　このわちゃわちゃ感、たまりません。

その場その場で場当たり的に対処していくのではなく、結果はゲームが終了して答え合わせをしないというこの不安感。一手でもミスすると後々まで響くという緊張感。

普通、協力ゲームというのは判断力や計算力のある人が仕切って指示を出してしまう「奉行・コマンダー問題」というのがあったりしますが、本作ではあえて「キャプテン」としてその存在を据える事をルールで指示してきます。

だからこそ生まれるチームワーク。いやあ、面白いです。

難易度も様々あり、繰り返し遊ぶのはもちろん、音声もいくつも用意されていますので自分たち好みに設定する事ができるのが嬉しいですね。

なにより、ルールブックとは別に読み上げる形式のインストブックとでも言うべきものがついており、誰でもゲームに参加できるように配慮されています。さらに音声は日本語。いたれりつくせり。

CDもありますが、HPからはmp3のダウンロードにも対応していますのでCDプレイヤーが無いという場合でも安心です。

音声が流れている間の混乱具合と、それの回答を合わせる時の盛り上がりと反省。そのバランスがなんとも印象に残る、繰り返して遊べるゲームであると思います。

コンポーネントもいい感じに典型的なSFチックというか、わかりやすい感じでグット。

何度でも繰り返し遊べ、皆でわいわいできるゲームを探しているならまさにオススメ。ルールもそこまで難しくはありません。アイコンもわかりやすくなっていてプレイアビリティも非常に高いです。色々な人とあそぶ、多めな人数で遊ぶ事が多い方には特にオススメ。楽しいゲームですよ！

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