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移動と陣取りの二人対戦の名作「ローゼンケーニッヒ」レビューと感想

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ローゼンケーニッヒ
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:30~40
年齢:10歳~
プレイ人数:2~2人

貴族の領土争いがテーマの陣取りゲーム。ただの陣取りではなくて、そこに移動要素が加わりそのやりとりが大変熱いゲームになっています。

ボードは全体的にオセロや囲碁のようなアブストラクトな見た目をしており、実際運の要素もありますけれどそれが勝敗には繋がらない程度に戦略の要素が多分にあります。戦略的なゲームが好きな方はかなり好きなタイプの見た目をしているのではないかと思います。

全体的に高級感のある雰囲気。遊んでいてもなんという厳かな空気が漂う気がします。淡々とすすむ知的な味わいがあるゲームだと思います。

プレイヤーは手元をプレイして王冠駒を進めます。進んだ先が何も無ければ自分達の領土駒を設置する事が出来て、それにより点数を重ねて行きます。他人の駒のある場所には移動することは出来ず、ひっくり返す事はゲーム中に4回までという事で中々悩み所になっています。

点数計算が独特で面白く、「駒が繋がっている個数の二乗」点数になっています。つまり2個なら2*2で4点、4個なら4*4で16点になります。繋がれば繋がるほど加速度的に点数があがっていくのでどうにかそれを止める必要がありながら、自分の駒を繋げていく必要があります。ここのやりとりが最高に楽しいですね。

カードには移動方向などが記述されていて、さらには公開情報ですので、他人のカードを見ながら行動していく必要があります。

カードのドローでも手番を消費しますのでいつドローをするのか。どのカードをプレイするのか。いつ駒を裏返すのか。その選択肢の連続がじわじわっと楽しいですね。

相手が動けない場所に王冠駒を動かしたりして連続行動して駒を稼いだり、相手の駒連結を妨害したり。その一手一手がすごく戦略的です。

二人用ゲームは戦略的なものが沢山ありますが、このローゼンケーニッヒもまた良いゲームですね。面白いですよ。可視化されたボードの駒たちも綺麗ですし、高級感があるのも良いですね。

オセロや囲碁のような少し淡々としすぎるゲームとは違い、運の要素も絡みながらプレイ自体にも王冠駒を動かすのが駆け引きを加速させて楽しくさせてくれます。

アブストラクトゲームは苦手。戦略的なゲームを遊びたいけれど運が絡むのが良い。二人対戦のゲームを探している方には間違いなくオススメです。プレイ時間もほどほど短いので空いた時間で二人で時間を潰すといったときにはこのゲームはとても面白い物になると思います。楽しいゲームです。

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