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いたぞ! 恐竜だ捕まえろ!! カードの出しあいによる対戦が楽しいボードゲーム「ラプトル」レビューと感想

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ラプトル
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:25
年齢:9歳~
プレイ人数:2~2人

カード・ボードゲーム「ラプトル」はカードの出しあいにより、ラプトル側とハンター側に別れて対戦する二人用非対称対戦ゲームとなっています。

## ルール概要

プレイヤーはそれぞれ内容の違うデッキを所持しています。マップ上にはお互いが担当するハンター・ラプトルのフィギュアが配置されています。

手番でやることは非常に簡単で、手札からカードを一枚お互い同時に出します。この時のお互いのカードの数字の差分が重要になります。

数字が低い方はそれぞれのカードに描かれたアイコンの特殊効果を適応して処理します。

数字が高い方は低い方との差分がそのままアクションポイントとなり、そのポイント分基本アクションを行います。ハンターなら移動、麻酔銃、捕獲。ラプトルなら移動、噛みつきなどです。

これを繰り返し、お互いに設定された勝利条件を満たしたほうが勝者となります。

ゲーム感想

基本的に非常にシンプルなルールの中に、非対称のスキル、通常アクションがあって何度も陣営を変えながら遊ぶことができるゲームとなっています。

お互いに様々な固有スキルがカードに設定されており、それをどのタイミングで使うのか、というのが非常に重要になってきます。なんとなくで今使いたいカードを出すと、相手が大きな数字でアクションポイントを多く獲得させてしまったり、逆に相手が低くて少ししかアクションポイントが使えなかったり。相手の出したカード、したいことを考えつつ、マップ上の状況をコントロールしていく・・・。ここが非常に痺れるゲームとなっています。

そんなヒリヒリしたゲームの中に、ちょっと突拍子のないスキルがあったりしてそのアンバランスさがゲームに緩急をもたらしています。

突然親ラプトルがマップから消えたかと思えば、ハンターがマップ上を爆走したり。

そういう緊張感とちょっとした驚きが適度にありつつ、バッティングによる出しあいが続いていく。この戦略性。テーマが好きな人にはたまらないものがあるでしょう。

なにげにハンターの造形がそれぞれ違っていたり細かい所も面白いですよ。フィギュアを塗っている人にも注目の作品ではないでしょうか。

がっつり組み合うタイプの対戦ゲームですので、それが好きか嫌いかでも好みが分かれるのかなと思います。遊びながらロールプレイできる、カジュアルな見た目から入れる人には面白く遊べますので、ヒットする人は多いと感じます。

恐竜をハントするというテーマ性、マップにフィギュアが動きまわるミニチュア感、非対称対戦というルールに興味がある人にはおすすめの作品です。

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