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プエルトリコ | |
おすすめ度:★★★★★ | |
ルール難易度:★★★☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★★★☆ | |
プレイ時間:90 | |
年齢:12歳~ | |
プレイ人数:2~5人 |
ボードゲーム「プエルトリコ」は、南の島を舞台に開拓と船による貿易を繰り返しながら勝利点を稼いでいくゲームです。
それぞれのプレイヤーボードには受け持つ領地があり、そこに様々な畑や施設を建築していきます。この畑や施設は担当する住民が必要で、そこに従事していないと機能しません。
畑から取れた作物は船によって輸送し勝利点を獲得、金庫掘りに出かけてお金もゲット。稼いだ金で建物を購入、と町作りゲーム好きには堪らない要素盛りだくさんです。
さて、ゲームとしての基本は、ボード中央に並べられたタイルを取る事にあります。どのタイルを取るかによってアクションが決まり、基本的には自分がしたい事を行います。金庫掘りタイルを取ればお金をゲット、という感じですね。
そしてこのタイルを取る事により、他のプレイヤーもその行動を順番に行っていくのです。つまり、「商人」タイルを取れば、他のプレイヤーも全員商人アクションを行い作物を売却し始めるのです!!
このゲームを初めて遊んだ時の衝撃はなんともいえませんね。アクションが取られるわけではなく、全員それをやっていい! という。
とはいえ、このルールが読み合い一段階上へと押し上げているともいえます。他のプレイヤーの状況を睨み、自分だけがどうにか得をするようにタイルを選ぶ・・・。非常に絡みの強いゲーマーズゲームへと昇華しているともいえましょう。
私がよく遊ぶゲームでは、どうしてもこういったプレイエリアがあるタイプは、アクションは自分にしか影響がなく、共通のボードにある建物が先取りで絡みはそこだけ。という物が多い中で、ここまで共通の物が多くあり、さらにはアクションまで共有するというのはそれだけで新鮮。さらにはそれでゲームとして成り立ち、なおかつ面白い!! 凄い。
プレイ自体に楽しさが詰まっていて、初めて遊ぶとその楽しさに没頭して気がついてたらゲームが終了しているほど。カタンを初めて遊んだ時の驚きと楽しさに近い物を感じました。
余裕が出てくると周りを見る時間が出来てきて、戦略性に気づき、マネジメントを理解できるようになってきます。
重量級なプレイ時間と要素の多さを持っていますが、サクサクテンポよくゲームは進んでいきますので頭への負荷はそれほどではありません。長く愛されているゲームだけあってゲーム会でも定期的に遊ばれている印象ですね。バランス調整板も定期的に出ておりその人気をうかがい知る事ができます。
オリジナルであり、オンリーワンでもあるメカニクスを備えているこのゲーム、あそんだ事が無い人は是非とも遊んでもらいたい作品の一つです!
町作り、タイル配置、マネジメント、拡大再生産、箱庭ゲームが好きな方には特にオススメ。重量級最初の作品として、カタンの次のステップとして! ガッツリ戦略的な本作をお楽しみください。
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