ここはこうで、あれはこうで……　悩ましい分配と組み合わせが楽しいスキルのボードゲーム「ポケットファーマシー」レビューと感想

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ポケットファーマシー

おすすめ度：★★★★☆

ルール難易度：★★☆☆☆

運要素：★★☆☆☆

思考要素：★★★☆☆

プレイ時間：60

年齢：14歳～

プレイ人数：3～5人

ボードゲーム「ポケットファーマシー」は素材を切り分けポーションを作っていくことで薬屋をきりもりする悩ましさとスキルのコンボが楽しいゲームとなっています。

ルール概要

まず親が袋から素材をランダムに取り出し、それをプレイヤー人数分に分けます。それから逆時計回りで次の人から取り手番を行っていきます。

手番では素材を使ってポーションを作っていきます。素材の多さで出来るポーションが決まり、既に作られている場合はポーションの種類を変えたり強化できたりします。

この種類を変えたり強化するときにダイスロールを行い、持っているラックチットを払いダイスの目をコントロールし成功度を上げたりすることができます。

ターン最後に売却。成功度によっては大きな点数とスキルが獲得できます。これを繰り返し、一番勝利点を稼いだプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

ケーキの切り分けにスキルコンボがある調合要素が組み込まれた二段階の仕組みになっており、中々爽快感のあるゲームとなっています。単純にポーションを作って売っていくだけではなくて、そこにスキルという要素が入ってくることによって、いつまでこのポーションを手元に置いておくのか、という悩ましさが生まれます。

また、それに拍車をかけるように3ラウンドごとにやってくる点数条件、価格が変動するトラックなどなど、最近のボードゲーム好きにはたまらないメカニクスが小さな箱に詰まっているのがいいですね。

ファンタジーな雰囲気もなかなか良く、遊んでいて世界観に入り込めるのも良いなと思いましたよ。

最初は切り分けに悩ましさを感じますが、慣れてくるとゲーム自体はさくさくっと進みますし、あれもしたい、これもしたいという中でどうにか自分に有利な盤面を作っていこうという試行錯誤が楽しくなってきます。

スキルコンボはTCG系なカードゲーム好きにはたまりませんし、拡大再生産と依頼達成の要素がありますからぐんぐん快感値が上がっていくゲームです。パッケージの雰囲気やプレイ風景にピンと来たらなかなか楽しめるのではないかなと思いました。面白かったですよ。オススメ！

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