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南国な雰囲気と連続手番のコンボが楽しいのタイル配置系ボードゲーム「ペリカンベイ」レビューと感想

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ペリカンベイ
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:40~50
年齢:10歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「ペリカンベイ」はかわいらしい絵柄が魅力的なタイル配置系ゲームとなっています。南国っぽい雰囲気と点在する島と砂浜が雰囲気抜群です。

本作は「カルカソンヌ」と同様、マップの端と合うようにタイルを配置していくタイル配置系のゲームとなっています。題材は南の島国となっており、砂浜、ジャングル、海の三つの地形が見た目に楽しいゲームとなっています。

手番では二枚の手持ちタイルを一枚、もしくは両方を配置できます。配置するには必ず周辺地形と合うように設置しなければなりません。カルカソンヌと違うのは、地形が続いている数だけ点数が入ると言うこと。ここらへんはインジニーアスとかと似ているような感じですね。これによって一種の協力要素が生まれ、お互いに点数を伸ばし合うのか、それとも自分だけが旨みを貰うのかという選択肢が生まれます。

また、地形を閉じるとペリカンが貰え、もう一手番行う事が出来ます。

カルカソンヌの戦略性と加速度的に点数が伸びるバブリーさ、そしてコンボによる爽快感が組み合わされた箱庭系ゲームと言った所でしょうか。

一方で、タイルが六角形でカルカソンヌよりも配置が少し難しくなっています。周辺にタイルが沢山あるとほぼおけなくなってしまい、それを狙うように配置するのも戦略に入ると言うことでしょうか。

子供向けのゲームを多数出すジャック・ゼメのイメージとはちょっと合わないのかなと思いつつも、陣取り系ゲームとして好きな人も居るのかなと言う感じです。

そういうゲームなため、ちょっとタイルの配置に考える事が多く、ダウンタイムが長くなりがちなのかなと思いました。

コンボによる連続手番は楽しい一方、そればかり狙っているとどうしても時間が長くなる。

基本シンプルなルールなのですが、カルカソンヌのような手軽さとはちょっと違うのかなという感じですね。

タイルのデザイン、ペリカンの木ゴマと雰囲気は凄く良いの分、ゲーム内容とのアンバランスさを感じてしまいました。

とはいえ、バブリーな加点方式と連続手番はそれはそれで大きな魅力で、ゲーマー向けなメカニクスをしていると思います。

見た目の雰囲気、手軽ながら幅広いニーズに合うルール、タイル配置ゲームに興味がある方にはオススメの一本なのかなと感じました。

カルカソンヌ系のゲームを探している方にも勿論オススメですね。こういった全員でマップを広げていく形のものは中々なかったりしますし。印象に残るゲームだと思います。

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