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挑戦的なドラフトルールが楽しく、お手軽なカードゲーム「イアルへの道」レビューと感想

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イアルへの道
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:40~60
年齢:7歳~
プレイ人数:3~4人

カードゲーム「イアルへの道」は挑戦的なドラフトルールが新鮮で楽しいカードゲームとなっています。基本的には出したカードによって進めれるマスが決まり、最上段に到達した時に最も得点の高いプレイヤーが勝利となります。

ルール概要

まず手札となるためのカードを獲得するため、配られたカードセットからカードを1枚選択します。この時、配られたカードセットの順番を変更してはいけません。そのカードセットのうち、「一番右」か「一番左」のカード1枚を選択し、手札とします。余ったカードセットは隣のプレイヤーに渡します。

ドラフトフェイズが終わると、実際にカードを選択してプレイするか、手番をパスします。ラウンドによっては複数枚プレイできますが、手札を増やすには手番をパスしなければなりません。

プレイしたカードによって様々なリソースが得られ、それを消費することにってボード上を移動していきます。また、カードには効果があり、その効果によって柱を設置したりすることができます。

これを繰り返していき、それぞれのラウンドを担当する神の条件を満たしゴールに到達、点数を獲得していきます。

最終的に勝利点の最も高いプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

ドラフトルールを独自に分解して再構成したようなルールが独特で新鮮です。それが重たくならないように、ゲーム自体はシンプルな手札管理とマス移動に落ち着けているのでルール自体は簡単なものに仕上がっています。

わかりやすいアイコンに統一されており、初めて遊んでもドラフトの楽しさが味わえるように気をつけているのがよくわかります。

ドラフト時に「左右どちらか端の1枚」しか選択できないことにより、相手に渡すカードを強制できる、というのがすぐに理解でき、はじめからとても戦略的なゲームを楽しむことができます。

カードそれぞれにあるリソースや効果の組み合わせもバランス調整が行き届いており、先を読む楽しさを十分に味わうことができます。

どこまで手番をパスしてカードを集めるのか、どこで仕掛けるのか。どれくらいの速度で進行するのか。その様々な要素が一本道できちんと繋がっているのでゲームに集中して遊ぶことができます。アートワークも素晴らしく、良い意味で同人ゲームらしくない、完成された作品だと思います。

ゲーマーズゲームとしても楽しめますし、そのパッケージに惹かれても問題なく楽しめる、多くの人におすすめできる作品だと思います。おすすめですよ!

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