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悪夢は終わっていなかった! 一度限りのキャンペーン協力ボードゲーム「パンデミックレガシー:シーズン2」レビューと感想

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パンデミックレガシー:シーズン2
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★★☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:60
年齢:14歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「パンデミックレガシー:シーズン2」は、世界に蔓延するウイルスへ対処するために、インフラが完全に崩壊した中で協力して対処するゲームです。

ルール概要

基本的にはパンデミックっと一緒です。手番では4つのアクションポイントがあり、それを使用して、マップ上を移動し、アクションを行っていきます。

手番終了後に手札の補充と、病原菌の蔓延フェイズがあります。これによりマップ上でウイルスが広がりますので、プレイヤーたちはこれらに対処していくことになります。

このゲームはレガシーシステムとなっており、1ゲームごとにストーリーが展開していきます。ときにはマップ上に直接ペンで書き込んだり、自分たちのキャラクターを強化したり、カードを破くといった要素も含まれています。

プレイヤーたちはゲーム内時間で一年を通し、様々なイベントやストーリーを解決しながら、最善を図っていくことになります。

ゲーム感想

もはや説明は不要かもしませんが、規格外ボドゲとして話題をさらい、1つのブームを巻き起こした作品「パンデミックレガシー」もシーズン2となりました。世界は確実に追い詰められ、物資もないなかで、人間同士の争いまで巻き起こり、窮地に立たされています。そんな中で、どうにかインフラを整え、開拓し、立て直しを図っていく。

まさに王道ながら、手に汗握る、いや、握らされる最高のゲームとなっています。

シーズン1をやっている方はもちろん、今作から始める方も安心して楽しめるように設計されているため安心ですね。

本作は協力ゲームであり、十数回を通して同じメンツで遊んでいくことが前提となっています。そのため、まずは面子を集める必要があります。二人から遊べますので、ある程度固定で遊べる方々はチャレンジしてみることを強くお勧めします。ボドゲカフェやゲーム会などで親しくなった方と約束をしてお金を出し合って購入するのもまた良いでしょう。

本作は一度限りでしか遊べず、一度遊んだゲーム本体は物理的に他のプレイヤーたちは遊べませんし、完全に使い捨てとなります。それがもったいないと思ったり、高く感じる方もいらっしゃる方もいると思います。しかし、最低でも12回、最高24回遊べることが保証され、さらに毎回ゲームルール、目的、強化が追加され、目まぐるしく展開していくストーリーはまさに洋ドラを体感しているがことし、です。4人で遊んだとして、一人あたり2000円程度で購入でき、展開する物語は参加したプレイヤーたちだけのオリジナルになります。

ゲーム開始時点で、本体のコンポーネントの八割近くは隠されていて見ることすらできない、と聞くとその特異さがわかるでしょう。

その特別さは確実で、いつまでも思い出に残ること間違いなし、でしょう。また、そういった一緒に遊べる人がいる、というのは本当に幸せなことです。ゲーム終了後にクリア記念の食事会や飲み会なんかをするのもまた楽しいですよ。

ゲームは展開によって難易度が変わり、プレイヤーたちをどこまでも苦しめ、そして楽しませてくれます。ゲームの構造的に重版も難しく、まさに季節物、今でしか楽しめないゲームでしょう。すでにシーズン1の入手は非常に難しいものになっています。気になる方はとりあえず確保しておく、というのも良いと思います。

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