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カードとフィギュアによるダイスゲームという感じ「マジック:ザギャザリング – アリーナオブプレインウォーカーズ」レビューと感想

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マジック:ザギャザリング – アリーナオブプレインウォーカーズ
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:60
年齢:8歳~
プレイ人数:2~5人

ボードゲーム「マジック:ザギャザリング – アリーナオブプレインウォーカーズ」は、世界的に有名なトレーディングカードゲーム「マジック:ザギャザリング」をボードゲームに落とし込んだゲームになっています。

プレイヤー一人一人がプレインズウォーカーを担当し、クリーチャーを召喚したりスペルカードをプレイしながら他のプレインズウォーカーを倒すために動きます。

クリーチャーやプレインズウォーカーの基本的な操作をフィギュアゲームに落とし込み、戦闘をダイスによる振り合いという形にしていて凄くシンプルにまとまっているような印象です。

大量のフィギュアと専用ダイス。巨大なマップが印象的です。フィギュアは塗装済みの物もありますし、未塗装のものも一つ一つ造型が違っていて拘りを感じますよ。

マップには遺跡や高低差などがあり、それによってフィギュアを戦略的に動かしながら敵を追い詰めるような遊び方をします。TRPGやミニチュアゲームを嗜む人なら同じみなルールという感じでそれほど複雑ではありません。隣接すると離れられなくなったり、一定数以上の高さには一気には上れないなどなど、割と直感的なルールで構成されている印象ですね。

クリーチャーやプレインズウォーカーにはそれぞれ強力な特殊能力がついており、それによって戦闘は中々にエキサイティングになります。

攻撃や防御もシンプルに「攻撃力」と「防御力」の数によってダイスを振り合うという感じで、それによって極端な運ゲームにもなっていないです。スペルカードなどによりクリーチャーは強化したりしますので、その探り合いも中々楽しいです。

私は本家マジックはあそんだ事はありませんが、上手くカードゲームとダイス・フィギュアゲームを合致させているのかなという印象を受けました。

ただし、ゲームとして5人以上に対応していますが、ダウンタイムが長くなり、中だるみしやすく、また、カードの効果も全体に影響を及ぼすものがありますので基本的には二人対戦限定とおもった方が良い気がします。がんばって四人でのチーム戦でしょうか。

ボードゲームとしてみると、ルールがファジーというか、「視線が通ってれば攻撃できる」「フィギュアが見ていればOK」から始まり、どのタイミングでならそのスペルが発動するのか、特殊能力が使えるのかなど、かなりアバウトわりと「こういうときどうするんだ!?」って肝心な所がルールブックに書かれていなかったりします。

全体的に「マジックを普段からやってる人達」を前提にしているような印象です。それでも、マジック経験者からしてちょっとファジーすぎるという声も聞けましたので、マジックのボードゲームという所でファンゲームとして遊ぶのが一番良いかもしれません。

大がかりなマップで、強力なスペルカードや能力によって殴り合うフィギュアたちを見つつ大雑把に遊ぶ。そういうゲームを探しているなら良いかもしれません。日本では流通していませんが、アメリカアマゾンなどではかなり安めに流通しているようなので気になる方は手に入れてみては。

個人的にはダイス・フィギュアゲームとして中々面白いんじゃないかなという感じですね。中々無いタイプのゲームだと思います。

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