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役割カードを使って戦略的にすごろくするボードゲーム「ロストテンプル」レビューと感想

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ロストテンプル
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:40
年齢:10歳~
プレイ人数:2~8人

ボードゲーム「ロストテンプル」はすごろくをベースに役割カードによって様々な特殊カードを運用することによって戦略性が増しているゲームです。

プレイヤーはそれぞれ探検家となり、森の奥にある失われた神殿を目指します。

ベースはすごろくですので、勿論ゴールへと向かって歩を進めるわけですが、この時使うのは様々な特殊効果が書かれた役割カードです。この効果によって移動の仕方が変わり、プレイヤー同士の意図も交差してなんとも盛り上がるのです。

役割カードには様々な物が有り、探検を手助けするものばかり。他のプレイヤーから宝石を奪ったり、位置を入れ替えたり、宝石の分進んだり。本当に様々です。

スタートプレイヤーはこのカードセットの中から好きな物を選び次の人へ残りを渡し、渡された人はまた一枚を選び、と繰り返していきます。これをドラフトと呼びます。

カードには予め除外されたものがあって、それも含めて自分が何を取るのか、そして他人は何を取ったのかを推理・判断しなければなりません。ここがまたなんとも悩ましい。ここにこれがあるってことは、あいつはあれかあれを取ったって事で、うーん何を考えているんだ!? というわけでうんうん悩みます。

全員がカードを受け取ったら実際にマスを進んでいきます。カードには番号が割り振られており、その数字の順に解決していきます。

呪術師が場所を入れ替えたり、僧侶がワープしたり、これがなんともワーキャーして盛り上がります。

最下位で皆と離れていても、一気に追いつく方法が幾つも用意されているのがこのゲームの魅力。トップにはいつ逆転されてもおかしくない危機感がつきまといます。

一手一手が重要で、けどどこかで無理をしなくちゃならなーい!! というほどよい運と戦略のバランスが心地良いゲームですね。

ドラフトというルールと、他人の行動を予測する戦略性が備わっていますのでここの部分でちょっとゲーマーズゲームよりかなと思います。何も考えずカジュアルに楽しんでも良いのですけれど、しっかり考えるとより深く楽しめると思います。

そういうゲームの性質上、ちょっとダウンタイムが長め。気になる人にはちょっと合わないかもしれません。

八人まで遊べますが、別に動じアクションのゲームという分けではありませんので5人くらいまでが丁度良いかなと思います。

操り人形の拡大再生産とはまた違うドラフトによる役割担当ゲーム。操り人形と比較すると、こちらは一手で立場が入れ替わる逆転要素が大きいです。なので最後までゲームに参加でき、気が抜けず盛り上がります。

戦略性の高いすごろく、ほどよい運と戦略のバランス、ドラフトによる役割カードの取り合い。これらの要素に惹かれるなら面白いゲームだと思います。ガッツリ遊んだ気分になれるパーティーゲームという感じですか。楽しかったですよ!

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