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剣豪 | |
おすすめ度:★★★☆☆ | |
ルール難易度:★★★☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★☆☆☆ | |
プレイ時間:30 | |
年齢:14歳~ | |
プレイ人数:2~2人 |
カードゲーム「剣豪」はそれぞれが流派を選び、専用のデッキを使い対戦する二人用カードゲームとなっています。
ルール概要
プレイするにあたってお互いに2つ流派を選びます。この時同じ流派を選んでもいいし、違うものを選んでも構いません。流派を選んだらそれに対応したカードセットを受け取ります。
カードセットを受け取ったら、二枚を「崩し」という特別なカードとして伏せて置きます。これは後々手番行動によって使うことができます。
それが終われば山札から手札が六枚になるようにカードを引いてゲームがスタートします。ゲーム中、手札は必ず数字を昇順に並べ、さらには流派ごとに設定されている弱点の数字が手札にあれば、弱点ごとに一枚ずつ相手に見せなければなりません。
手番ではまず殺界を形成します。お互いが対峙し有利になるように構え位置取りしているようなイメージでしょうか。カードを場に出し、場合によってはスキル効果が発動します。それをやったあとで攻撃。実際にカードをプレイし相手を攻撃します。
以降それを防御側が弾いたり、弾かれないように連撃をしたりして、お互いにダメージを与え合います。ダメージには「死」と「傷」という二種類のダメージがあって、ダメージを追うごとにメモ帳にその文字を作っていき、漢字が完成すると負けてしまいます。
見事、相手を倒したプレイヤーの勝利となります。
ゲーム感想
刀や武士の知識はまったくありませんが、じりじりと位置取りしながら、お互いに少しずつ斬り合っていく。そんな場面が脳裏に濃く描かれる。そんなゲームです。
ちょっと攻撃や弾き、連撃といったダメージ処理にそれぞれ別の計算式を使ったりして間取りますが、それが世界観をうまく表現してもいて、遊んでみるとこれがまた手に汗にぎる、熱い戦闘を生み出しているのかなと思います。
二人用、ゲーム自体はさくっと終わりながらも中々処理の多いタイプのゲームではありますが、そのフレーバー、実際に漢字を書いて作っていくというコアなルールにときめきを覚えるなら本作は大きな魅力を持つ作品になるかと思います。
流派を選び、カードセットを受け取る。というのも中々面白く、繰り返し遊びながら、さまざまな組み合わせを探り、また相手の手札がある程度見えるようになっていますので、それによって読み合いも加速する。
その一方で見えているからこそ手が出せない。そういう、他のゲームにはないジレンマがよく表されていて、切り結んでいるなっと歯ごたえと感触を味わえる作品じゃないかと思いました。
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