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ドラフトによるカード選択とバットティングが楽しめる「怪盗Tilt!!!~7つの秘宝~」レビューと感想

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怪盗Tilt!!!~7つの秘宝~
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:10
年齢:10歳~
プレイ人数:3~7人

カードゲーム「怪盗Tilt!!!~7つの秘宝~」は、自分の手札になるカードをドラフトによって構成して出すことによって戦略性が増したバッティングゲームになっています。

ルール概要

まず最初に、プレイヤーごとにカードが六枚配られます。カードには通常の数字カードの他に、特殊能力を持ったものがあります。この配られたカードは、まだ自分の手札となるわけではありません。

次に、各自のプレイヤーは、自分の手札としたいカードを選択します。この時残ったカードを全て隣の人に渡します。すると反対側からもカードがやってきますのでその中から一枚を選択し・・・。と繰り返していき六枚の手札となるカードセットを構成していきます。

それぞれのプレイヤーが手札を構成したら、いよいよカードを出していくバッティングのフェイズに入ります。

全員がカードを裏向きに出し、一斉にオープン。その時のカードで強いカードを出した人が勝者となり、場のカードをもらっていきます。この時、カードがバッティング、つまり同じカードで被った場合はその人のカードはトレジャーエリアという別の場所へとプールされ除外されています。

どのタイミングでどのカードを出すのか。どういったカードで手札を構成するのか。カードには特殊な効果が備わっているものもありますのでそういったカードで一発逆転を狙うのもアリです。

ゲーム感想

ゲーム自体のルールが非常にシンプルで、一ゲームも短いためインストをしながらとりあえず回してみる、という事ができるのがいいですね。そういう事ができるゲームは少なかったりしますので、なかなか貴重です。

特殊効果はどれも大きな動きをするため、狙い通りにカードをプレイできると一気にゲームを動かすことができて楽しいです。

六枚しか手札となるカードがないため、最初のドラフトでどういったカード構成をするのかという部分でプレイヤーの性格が出るでしょう。反面、能力カードの中には「数字の強さを逆転させる」というカードがあり、しかもカード構成で3枚しかなかったりしますので、それが出されるとゲーム展開が固定されるといった面もあります。

そういった場の状況をドラフトによって読み取れるかどうか。という部分にこのゲームの要点がつまっているような感じですね。

手なりで遊んでもきちんとプレイでき、ある程度戦略をねってカード構成をしても軽くさくっと遊べるゲームに仕上がっていると思います。

ただし、ゲームに使うカードが60枚、最大人数7名で遊んだ場合でも使われないカードは12枚もありますから、カウンティングは難しく、ゲーマー向きとは言えないのかなと思います。

大げさな特殊能力カードがばしばし出され、バッティングによって一喜一憂するゲームですので、子供にとっては大好物なゲームではないでしょうか。大人同士で遊ぶとさくっとゲームが終わりますし、今まで獲得したスコアが全て奪われるといった極端な効果もありますので、この部分で好みが分かれるだろうなと感じます。

プレイできる人数も幅広く、プレイ時間も短いですのでパーティーゲーム、特に普段あまりゲームを遊ばない人とルール説明もほどほどに遊ぶといった場合に適したゲームかと思います。

前述した通り、子供が大好きそうな大げさな効果のカードが出ますし、10歳以上とありますが7歳か、もしかしたらもっと小さな子供でも遊べるゲームかと思います。ワーワー言いながらさくさくっと遊べるゲームを探している方がいるならおすすめです。

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