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誰が答えを知っている!? 緩い犯人探しが楽しいコミュニケーションゲーム「インサイダー・ゲーム」レビューと感想

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インサイダー・ゲーム
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:15
年齢:9歳~
プレイ人数:4~8人

コミュニケーションゲーム「インサイダー・ゲーム」はマスターに質問しながら正解を探していく中で、答えを知りつつ誘導しているインサイダー役を探すという、推理ゲームに正体隠匿要素を足した会話が楽しくなるゲームとなっています。

ルール概要

 まず全員に役割カードを配ります。この時、役割の中には「庶民」「インサイダー」「マスター」の三役があります。

 マスターの役割を受けた人は、それを開示します。ほかの人は自分だけが見て隠します。その後、全員に目をつぶってもらい、マスターだけが答えを見ます。答えを確認したら、今度はマスターも目をつぶり、インサイダーに答えを見せます。

 インサイダーの人も答えを確認したら、全員で目を上けてゲームスタート。これで答えを知っているのはインサイダーとマスターだけ。マスターも庶民も誰がインサイダーかはわかりません。

 あとは答えを当てるまで好きに質問していきます。例えば「雑誌」が答えだったら、「それは食べれますか?」「建物ですか?」といった質問をし、マスターは「はい」「いいえ」「わかりません」で答えていきます。

 その中で、インサイダーは随所でいい感じの質問を出し、答えを誘導していく必要があります。答えに辿りつけないと全員負けなのでインサイダーも必死です。

 最終的に答えに辿りけたら、さて、誰がインサイダーかを振り返りながら自由に語って犯人探しです。回答時間に比例した相談時間を受け、最後には投票で決定。

 インサイダーを見つけることができたら庶民の勝ち、外れたらインサイダーの勝ちとなります。

ゲーム感想

 ルール概要がほぼすべてのゲームですね。すごくシンプルで、だからこそ何度でも軽く遊べちゃう時間泥棒のゲームであると思います。

 1ゲームが本当に十分以内で終わる程度に短いので、もう一回、もう一回と遊べちゃうんですよね。誰がインサイダーなのか、マスターもわからないため、答えを知りながらおかしな質問をした犯人を探し、庶民は庶民で答えを当てたいな〜と考える。

 そのわちゃわちゃっとした感じがなんとも楽しい。

 正体隠匿要素があるということで、これ系が苦手という人も居るとは思うのですが、本作は基本的に嘘をつく必要があまりないというのが面白いところ。全員で正解を探っている中で、一人だけ答えを知っている優越感と緊張感。どのタイミングで誘導してやろうかという楽しさ。

 後々の相談時間についても、誰がどうだった、あの時どうだった、と本当に相談って感じで、吊るしあげるような息苦しさもありませんし、ワイワイ楽しい感じです。

 謎解き系、ゲームの勝ち負けというよりカジュアルに楽しみたいという人にはすごく楽しめるゲームだと思います。軽く楽しめますし、かなりの人数まで対応できますので、ちょっとした待ち時間に合間に入れる箸休めとして丁度いいゲームといえるでしょう。

 ガッツリゲーム好き!! って人には合わないかもしれませんが、ちょっとした集まりに遊びたいゲームを探しているという人にはピッタリです。

 軽いからこそ、誰とでも遊べるゲームです。箱も小さいですし、おすすめです。

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