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勇者アーキテクト | |
おすすめ度:★★★★★ | |
ルール難易度:★★☆☆☆ | |
運要素:★★☆☆☆ | |
思考要素:★★☆☆☆ | |
プレイ時間:45~80 | |
年齢:12歳~ | |
プレイ人数:2~4人 |
ボードゲーム「勇者アーキテクト」はゲームの開始前にキャラクターを作成し、パーティーで協力してドラゴンを倒す協力ゲームとなっています。
RPGをそのままボードゲームに落とし込んだ意欲作、可愛らしいイラストも相まってガッツリ遊べるゲームになっています。
ゲーム概要
まずは実際に戦闘に入る前、キャラクターを作成するところからゲームは始まります。バラエティ豊かな種族には能力差があり、まずそこから悩ましい。
その後も武器、スキル、サブウェポンなどなど、それぞれ好みでキャラクターを構築していきます。面白いのが一つの武器でも二種類のスタイルが設定されており、どちらを選択するかで大きく戦闘の感覚が変わるというところ。大ダメージで一気に押すのか、細かく刻んで確実にダメージを与えていくのか。そういったプレイスタイルの違いもうまくゲームに組み込まれているのが嬉しいところですね。
キャラクターが作成できたら実際にドラゴンと戦闘になります。
ルールは割りとオーソドックスで、キャラクターの構成に合わせたデッキから手札が三枚になるようにカードを引き、そこからアクションを行っていきます。攻撃行動をしたら強制手番終了で、その他の補助行動などはコストが許す限り行うことができます。
そうしてドラゴンの部位に着実にダメージを与えていき、ヘイト管理やリスク計算をしながら見事コアを破壊できたらプレイヤーの勝利でゲーム終了となります。
途中、レベルアップによりキャラクターが強力になっていき、コンボの幅が広がったり、さらに強い攻撃が打てたりするのも大きな魅力となっています。
感想
「精霊回路ドライヴ」のサークルさんだけあって、RPG的、キャラクターの能力的な部分が良く現れており繰り返し遊びたくなる魅力にあふれるゲームになっていると思います。
キャラクターを構築してレベルアップ、強くしながら戦闘する。そんな日本人に馴染みの深い要素をうまくボードゲームに落とし込んでいて楽しく遊べます。
レベルアップによってデッキに入る強力なカード、装備品・アイテムによる強化などもゲームを楽しくします。テクニカルなビルドもいろいろ用意されていて、次はこれを使ってみようかな、なんて思いながら再挑戦したくなります。難易度の調整もできるようになっており、次はもっと難しいのを、次はもっと、とどんどん次へと挑戦したくなるのはいいですね。
「精霊回路ドライヴ」はたくさんあるキャラクターから組み合わせてゲームを遊ぶというもので、少し敷居が高くなりがちでしたが、本作ではその選択肢が抑えられ、キャラクターの特徴から素直にそれぞれの項目が選択できるようになっていてスムーズにゲームが始められます。
戦闘もどのように移動するか、どうヘイトを稼いでドラゴンを誘導するのか、などなど。モンスターハンターやオンラインゲームが好きな人にはたまらない要素が満載でたまりません。
総じて日本の電源ゲームが好きな人、冒険もの、ゲーム中のレベルアップ要素がたまらないといった方にはおすすめの作品になっています。協力ゲームとしては、お互いの手札が見えないのと、それぞれ特性が特化しているのでやることが分かりやすく、ある程度ゲーム慣れしている人が居ればいわゆる奉行問題も起こらず楽しく遊べるかと思います。
キャラクターを作りゲーム中にレベルアップしてドラゴンを倒す。そんなコンセプトに興味があるなら間違いなくリピートして遊べる作品でしょう。
文句無く面白く、何度も繰り返し楽しめる作品だと思います。
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