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日向か日陰かでおっさんの配置を悩むボードゲーム「ヘヴン&エール 」レビューと感想

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ヘブン&エール
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★★☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:60~90
年齢:12歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「ヘブンアンドエール」は、お酒を作るために広大な土地に畑を整備しながら、美味しいおさけを作るために頑張るゲームです

ルール概要

それぞれのプレイヤーが自身のプレイヤーボードを持ちます。ここに自身のタイルを配置していき、勝利点の獲得を目指します。

共通ボードからは個人ボードに配置するためのタイルを購入していきます。

手番では、共通ボードにある自身のコマを、好きな数だけ進め、その場所にあるタイルを購入します。好きなだけ進めますが、一周して最終マスに到達すると、他プレイヤー全員が最終マスに到達するまで手番が強制パスになってしまいます。

しかし牛歩で少しずつ進めればいいかというとそうではなく、先にあるタイルを他プレイヤーに買われてしまうことも。時には大胆にすすめてしまうことも大切です。タイルの購入額は、そのタイルに記述されている数字が基本。おじさん等はボード上に数字が書かれています。

タイルを取ったら、個人ボードに配置して購入します。日陰に配置すれば、そのままの額。日向に配置すれば、倍額かかってしまいます。日向はビール用の作物、日陰は即収入用の作物で、日向の作物は点数へ、日陰の作物はお金に変わります。

個人ボードに点在する牧場をタイルで囲むか、紫チップをボードに配置すると、対応するチップが発動して、勝利点やお金を獲得します。

このゲーム、勝利点の計算がちょっとおもしろくて、まず、勝利点トラック上にあるそれぞれの作物マーカーを均等に上げていく必要があります。その平均に、監督官コマのいる位置によって出る掛け算の計算式で最終的な勝利点となります。場合によっては数点でゲームが終了してしまうことも。

これらによって、最も勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。

ゲーム感想

タイルを購入して配置するだけ!! なのになんて頭をつかうゲームなんでしょう。あれして、これして、お金を用意して、あれがほしいけれど、他の人に取られるかもしれない。うーん、みたいな。

よくあるボードゲームは、収入タイミングが決まっていて、そのタイミングを睨んでいくわけですが、本作では自分でマネジメントしなくてはいけない。お金を稼ぐタイミングと勝利点トラックを進めるタイミング。バランスよく構成していかないと、途中で息切れしちゃって苦しいゲーム展開になってきます。

そこがしびれるわけですよ!

ルール自体はそこまで難しくはないですが、とにかく他プレイヤの動きを考えつつ、けど自分のマネジメントもしなくてはならない。この苦しさ! たまりませんね。

ゲームに慣れてきて、ちょっと難し目なゲームを遊んでみたいという人におすすめ。雰囲気も抜群で、楽しいゲームです。他プレイヤーとのからみ、手数を計画していく楽しさ、収支を計算する難しさ。全てがバランスよくたのしめます。おすすめ!

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