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ううむ、遺体安置所に空きはあったかな・・・? 健全な病院を目指して協力して運営するボードゲーム「ヘルシーハートホスピタル」レビューと感想

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ヘルシーハートホスピタル(Healthy Heart Hospital) 輸入盤 和訳説明書、和訳シール付き | サイコロ堂
ヘルシーハートホスピタル
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:60~90
年齢:13歳~
プレイ人数:1~5人

ボードゲーム「ヘルシーハートホスピタル」はそれぞれが院長や医師を担当して、今にも経営破綻しそうな病院「ヘルシーハートホスピタル」を立て直すために奮闘する協力ゲームとなっています。

ルール概要

それぞれのプレイヤーは院長や医師を担当します。

手番というのはなく、アクションが出来る限り自分のしたいアクションを行うことができます。ラウンドごとに病院にはどんどん患者がやってきて、それを病棟に運んだり、治療したり、はたまた病院を拡張していったりします。

規定ラウンドを問題なくやり過ごす事ができたらプレイヤーたちの勝利となり、ゲーム中で獲得した名声の数によってエピローグが展開されます。

ゲーム感想

本作は基本的にすごくシンプルなゲームなのですが、その設定からなにから色々とひどい。なにが酷いって、まず病院は既に経営破綻寸前。手術室の1つもなく、患者は待合室で放置されています。そもそも空きベットの数がないので、待合室の患者も重体になるまではそもそも運搬できない。

そんな状況からそれぞれの医師の能力を駆使しながらお金を稼ぎ、病院を拡張していくわけです。

その途中で患者も死ぬこともあるわけですが、そこでプレイヤーは思うわけです。「和解金はまだあまり払わなくていいな。あと何人死んでも大丈夫か・・・?」と。そのプレイヤーとゲーム進行の思考が合致していくのがなんとも面白く、独特のプレイ感があります。

また治療もコーヒーカップに入れたキューブをランダムにドローするというもので、どこまでも運が絡んできつつ、一喜一憂できますので楽しんでチャレンジすることができます。

本作の特徴として、「院長」という役割カードを持っている人がいて、最終的にその人に決定権があるというルールが有り、これがなかなか面白い。基本的に自由にしておいて、予算を使う時は院長にお願いする。という流れが自然にできて、「院長、クリニックが欲しいです!!」「でもなーうーん」みたいなやりとりがなんともリアルです。

どんどんやってくる患者、治療に一喜一憂と、病院で奔走する様が面白いゲームとなっています。

人数も5人までと、なかなかな人数で遊ぶことができます。基本的にやることもそこまで多くないのですぐにゲームが理解できるのが良いです。協力ゲームとして、ボードやカバーイラストに惹かれた人にもおすすめの作品です。面白いですよ!

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