漫画「ハクメイとミコチ」に登場するボードゲームまとめ
2018/03/14
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漫画、「ハクメイとミコチ」は知っていますでしょうか。小人たちがほのぼのと、けれどもリアルに生きていく描写がたまらない作品です。アニメもやっていますね。
本作にはボードゲームを遊ぶ描写がいくつも登場します。発見次第まとめていきますね。また、不明な作品もいくつかありますので、知っているよとの情報がありましたら教えてください。
また、読んでいること前提のため、漫画内のコマは紹介しません~。
1巻 8話、囲炉裏と博打
184ページにダイスゲームが出ています。特徴的なボードとカップ、「ブラフ」ですね。心理戦が楽しいゲームですよね。
会話として、
「この手なら予想値を3にしてハッタリかますよな」
「何いってんだ、ここは5の目を公開して吊り上げが妥当だ」
というのは、ダイスを1つ公開して振り直すというルールの事をいっているのかなと思います。このルールを採用して遊んだことないんですけれどね。
1巻 8話、囲炉裏と博打
188ページから、この話のメインとして出てきます。棒を輪っかに入れて~の時点でピンとくる人は多いと思います。スティッキーです。
かわいらしいイライラ棒、またはジェンガといった塩梅。誰にでも楽しめるのでオススメです。作品内では少しアレンジが加えられています。
3巻 15話 長い1日(一)蜂蜜館の人々
p13ページ左上、このボードを見ただけですぐに分かる人は多いでしょう。ハイパーロボットです。
指定された色のロボットを、指定されたマスまで何手で動かせるか、頭の中で考え、最も早い手を考えた人の勝ち、というゲームです。頭の中での至高とパズル感が楽しいゲームですね。
コマのやり取りを見ると、奥の人が手前の人に「実践してどうぞ」とやっている感じでしょうか。会話が見えるようで良い一コマだと思います。また、タバコをくゆらせているのも良いですね。こういう老後をすごしたいものです。タバコは吸いませんが。
3巻 15話 長い1日(一)蜂蜜館の人々
同じ話から、p14の真ん中。
バッティングとすごろくをあわせたちょっとオトナな交渉ゲーム「バザリ」です。
最近リメイクされてぐっと入手しやすくなりました。自分のしたい行動をカードで選択して一斉に公開、かぶらなかったらそのまま行動できますが、被ったら相手と交渉し、アクション権を譲ってもらう必要があります。やり取りするのは宝石。ちなみに漫画として描かれているのはおそらく旧版ですね。
言葉ではなく、宝石を差し引きしながら少ない言葉でやりとりされる交渉は独特の雰囲気があって好きです。基本的にはすごろくですので、誰にでも楽しめるゲームであると思います。面白いですよ。
シーンとしては物々しい雰囲気にあまり良くない煙が充満しているという、なんとも怪しい場所で遊ばれています。こういう場所で遊ぶとこれまた格別だろうなと思えますね。うむむ。
ここでは他のコマにもボードゲームが描かかれていますが、どれもバザリだと思われます。
3巻 15話 長い1日(四)紙飛行機と煙玉
p67の右上コマ。
カードゲームを二人で遊んでいます。特徴的な裏と表、そして場札。ウヴェの豆ゲー「ボーナンザ」です。
ボーナンザはすごく特徴的なルールを持っていて、一言で説明するのが難しいのですが、手札の順番を上手くコントロールして同じ豆を集めていくゲームです。手札のカードの順番を勝手に変えてはいけません。そして、右端のカードからプレイしていく。そうすると、どうしてもプレイするカードがバラバラになっちゃう。そこで皆にカードを提示して、「この豆、誰かもらわない?」と交渉を持ちかけます。具体的なゲーム内処理とはちょっと違いますが、そうやって手札をコントロールするために皆でこれあげる、これいらないをしていくおしゃべりが楽しい盛り上がるゲームになっています。
で、本作は三人からのゲームで、漫画コマ内には二人。コマ外にもう1人居る可能性はなさそうです。ボーナンザには二人対戦のデュエルもあり、こちらかな? とも思うのですが、どうなんでしょうか。
デュエルには条件達成カード的な別カードが手札に入り、これが無いようにも見えますし、場札の描写を見るとデュエルより普通のボーナンザ。というわけで、プレイヤー人数が違いますが、ここで描かれているのは普通の「ボーナンザ」かなと思います。
6巻 37話 貝の音
p77と78で二人でボードゲームで遊んでいます。少し情報が少なく、確証は取りづらいですが、ボード外に置かれているコマと、ボードの状況を考えて、おそらく「ガイスター」かなと思います。
ガイスターは相手の陣地に自分のコマを運ぶだけなのですが、コマには自分だけが見える位置に青と赤の印があります。相手からは見えないので、コマの動きで行う心理戦が楽しいゲームですね。自分からも相手のコマが見えないので、これはどっちだ? と相手の思考を読む。その一手一手が白熱するゲームです。
ちょっとゴブレットかな?とも思いましたが、ボードが広めなのとコマのサイズが同じっぽいので私はガイスターに一票です。
終わりに
思い出したかのように漫画内に顔を出すボードゲームたち。それが使われているシーンもなかなか味があり、眺めていると楽しくなる作品です。
ボードゲーマーとしても、今後どんなゲームがでるのか、宝探しのような感覚で楽しめるのではないでしょうか。「ハクメイとミコチ」はとても雰囲気よくて読んでいてほんわかするので本当におすすめですよ。
また、ここにアレがあるよ、なんてものがあったら教えてもらえたらなと思います。いや、やっぱり自分で探したいのでナイショで。いや、うーん・・・。