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シンプルルールなパーティーカードゲーム「フッチカート」レビューと感想

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フッチカート
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:10~20
年齢:7歳~
プレイ人数:3~8人

カードゲーム「フッチカート」は手札からカードを1枚出していくシンプルなルールながら、手札のマネジメントとどんどん数字が大きくなっていく楽しさクセになるゲームとなっています。

ルール概要

手札を全てなくす事がゲームの目的となります。

手番では手札からカードを1枚プレイします。その時、他のプレイヤーが出しているカードで「今だしたカードよりも小さい」カードを探します。より小さいカードを出していたプレイヤーは、それを捨て札にして山札からカードをドローしなければなりません。

これを繰り返していき、自分の手番になるまで前に出したカードがなくなっていなければ、そのカードをドローなしで捨てる事ができ、勝利に近づけます。

それだけだと単純に大きな数字のカードを出せばいいだけなのですが、本作にはもう1つルールがあります。

今出したカードと同じ大きさのカードが既に出されていた場合、その数字はカードの枚数だけ倍になります。つまり4を出して他にも1枚4があった場合、その数字は「8」になります。これは同じカードを出している全てのプレイヤーに適応されます。そのまま3枚になれば「12」、4枚になれば「16」といったように大きくなり、「10」や「20」といった大きな数字のカードにも勝てるようになります。

これを続け、最終的に手札を全てなくすことができたプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

最初はその不思議なゲーム感に面をくらいますが、さすがフリーぜ、すさまじいゲームを出してきたなと思いました。

特殊カードはなく、単純に1枚カードを出すだけ。それがどんどん続いていき、大きい数字のカードを出して安心していたら、連続した「3」に負ける。なんてことも。

このちょっとした協力感が楽しいわけです。「あいつ20出しやがった。お前ら5持ってる? というか持ってて!!」「ごめん7なんや」「なんでじゃ! なんでじゃ!!」みたいな会話が自然に出てきて盛り上がります。

最初の感触としてはシンプルなパーティーゲームなんですが、そこはフリーゼ。基本的にカードはどんどん置き換えられていくので、ゲームを通して手札を調整していくことができます。

最初の手札が悪くても、それをうまく調整していく楽しさ。そして選択肢がなくなっていく中でどういう構成に寄っていくのか、全員の状況を考えつつ戦略をたてる。

それが程よく、テンポよく楽しめるのはさすがだと思います。もちろんそんなことやらなくても楽しめますし、盛り上がります。大人数でも遊べますので、ちょっとした合間時間にもピッタリですよ。面白いゲームです。お勧めです!

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