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ハイスピードなテンポが堪らない数字並べカードゲーム「ドッグカードゲーム」レビューと感想

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ドッグカードゲーム
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:20
年齢:8歳~
プレイ人数:2~4人

カードゲーム「ドッグカードゲーム」はプレイヤー、もしくはチームそれぞれで数字カードの列を作っていく「変則7並べ」とでも言うべきルールのテンポの良い爽快感のあるゲームとなっています。

ゲーム概要

基本的な目的は、自分の前に1から14まで順番良く数字カードの列を作り上げる事になります。

手番で出来る事は、自分の列を作るためにカードをプレイするか、共通の場札のカードを獲得するか、特殊カードをプレイするか、です。いずれもなんらかのカードを手札からプレイしなければなりません。手札は五枚から変わりません。

自分の前にカードを出す場合は単純にそのカードを列に追加するだけです。

共通の場札は13枚並んでおり、手札からプレイしたカードの数字と同じ位置の物が獲得できます。例えば「6」のカードをプレイしたら6番目のカードが獲得出来る、という感じですね。

特殊カードは背景色が赤のカードで、対戦相手からカードが奪えたり、捨て札からカードを手札に加えたりと様々な事が出来ます。

これを繰り返していき、最終的に1から14までのカードの列を完成させたプレイヤー・チームが勝利となります。

ゲーム感想

非常にシンプルでハイテンポなカードゲームになっています。基本的にはそれぞれのプレイヤーでスートのない七並べをしているだけですので、さくさくっと進んでいきます。

場にある13枚のカードと手札を交換していくというのも中々斬新で楽しいですね。最初は大量の共通場札に戸惑いますが、慣れればそこまで混乱もしません。特殊カードも様々なものがあってバラエティに富んでいます。ちょっと特殊カードの効果が絵と合致し辛くて手間取るかも知れませんが、これもすぐに慣れるかと思います。

と、ここまで書くと、何がどう楽しいんだ、という事になるわけですが、本作の本領は四人プレイのチーム戦となります。チームを組んだプレイヤーの両方が14枚の列を完成させれば勝利。たったこれだけの条件が加わるだけで、これがもう本当に面白いんですよ。

無言の中で行われるカードによる意思疎通、特殊カードの連携、妨害の応酬。たまりません。

対戦相手の場札を睨みながら、自分達のためにもカードを集める。場札に出せるカードが来た瞬間に出すのか、ある程度溜め込んで出すのか・・・。そして出すタイミングをチームの二人で無言の中推し量る。これがもう本当に痺れる。

どうしてもお手軽でシンプルなゲームですので、ゲーマーズゲームではありませんし運の要素も結構強いわけですけれどもこのテンポと連携感はクセになりますね。これだけシンプルでテンポ良く、けれどもチーム戦が熱いカードゲームは中々ありませんよ。

テンポの良く簡単、「とりあえず」で取り出すゲームの一つを探している、なんて方にはオススメです! 面白いですよ!!

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