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知ったかJ-POP愛好家 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
ルール難易度:★☆☆☆☆ | |
運要素:★★★★★ | |
思考要素:★★☆☆☆ | |
プレイ時間:5~20 | |
年齢:30歳~ | |
プレイ人数:3~10人 |
パーティーゲーム「知ったかJ-POP愛好家」は、その場で作られたありもしない曲名、歌詞について思いつく限り適当にかつそれっぽく語っていく、文字通り知ったかゲームです。
メインであるお題決定カードには六つの単語が書かれていて、サイコロを振ってどれがお題になるのかを決定します。基本的には二つの単語を組み合わせて曲名や歌詞が出来上がります。
もう本当に好きなように語るわけです。「あーこの曲はネットが出来はじめた頃でオリコンには乗り切らなかったんだけれど、ラジオとかで凄くリピートされてて、誰もが知ってるけれどオリコンには乗らないし特に賞も取らなかったっていうっていう無冠の名曲なんだよね」という具合に。これに対して周りの人は全行程しなければなりません。
ある程度語ったところで他の人の名前を呼びパスをする。次の人は今までの語りを踏まえて続きを語るも良し、別のアプローチから語るも良し。本当に何でもOKな緩さが良いですね。
対象年齢も30歳以上というところから、それくらいの年齢で集まると、なんとなーくありもしない「懐かしいあの頃」を語りに入れつつ非常に盛り上がるゲームになっています。
他の人の話を全肯定するというルールはささいな事のようで非常に大切ですね。このルールのおかげで緩い縛りが出来上がり方向性が決まっていく気がします。協力ゲームに仕上がっているのも良いです。皆で一つの架空の物について語るというのは、不思議な共感、連帯感を得られて独特の遊び味になっています。
上手く語る事が思いつかない場合は、話題提供カードが用意されていて、どういった事を語ればいいのかどうかがヒントとして出されるようになっています。こういったセーフティ的な要素がコンポーネントとしてきちんと用意されているのは嬉しいですね。逆に喋りにくくなったりして、そういうハプニングもまた楽しいですね。
また、ヴァリアントルールもいくつも用意されていて、歌詞を作ってみたり、カウントダウンTV風にしてみたりと非常に盛り上がりながら遊べるアイデアが盛りだくさんです。
こういったコミニケーションゲームは標準ルール以外に色々な遊び方が出来るのが楽しいですね。
ゲームの特性上、向き不向きはありますがパーティーゲーム好きにはもってこいのゲームになっているかと思います。ロールプレイ要素もありますので、TRPGを普段遊ぶ人などにもオススメです。
プレイ時間の短さも嬉しく多人数で遊べ、プレイヤーに依存しますが瞬発力を感じさせるものになっています。
コミニケーション・プレゼン系好きは勿論、パーティーゲーム、TRPG系のゲームを探している人にもお勧めできる安定したゲームになっていると思います。面白かったですよ!!
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