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生産により経済が巡っていくのが堪らない競りボードゲーム「コンテナ」レビューと感想

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コンテナ
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:90
年齢:12歳~
プレイ人数:3~5人

ボードゲーム「コンテナ」は工場で作った製品を売買しコンテナに乗せ、島へ納品する時に競りによって入札する生産と経済と競りの要素が絡むたまらないゲームとなっています。

##ゲーム概要

プレイヤーはそれぞれの港を担当し、そこに工場と倉庫を一つずつもった状態でスタートします。工場には色があり、その色に対応した製品を生産します。生産した商品は価格を付けて買われのを待ちます。

この製品は他のプレイヤーに買われる事で、そのプレイヤーの倉庫に保管されます。保管された商品はこれまたコンテナ船に載せられるための価格をつけられます。

お金を払いコンテナを船に乗せたら中央にある島へ。島にはそれぞれのプレイヤーが受け持つ領域があって、だれの領域に納品されるのかはオークションにより決定します。オークションによりコンテナの持ち主が他人に売った場合、同額が追加で銀行から受け取る事が出来ますので、ゲーム内で使われるお金がどんどん増えていきます。

このように手番毎に商品を買ったり船を動かしながら島へとコンテナを運び、最終的にそれぞれのプレイヤーで違う点数割り振りを計算して勝利点の一番高いプレイヤーが勝利します。

他にも工場・倉庫の購入、アクションポイント、最終的な所有コンテナの最多色破棄などなど、細かなルールはありますが基本的なルールはシンプルなゲームとなっています。

ゲーム感想

非常にシンプルなルールながら、自分で作った商品が他人に買われていき、その商品がさらに他人のコンテナに乗りめぐりめぐって最終的に島へ着たのをオークションで落札するという、プレイヤーの間でめぐる経済が成立する形が非常に面白いゲームとなっています。

作った商品にいくらの値をつけるのか、買ったのはどうするのか、オークション開始額は、完全にプレイヤーに任されますので運の要素はほぼ無しで毎回違うゲームが展開されるタイプのものになります。

いやあ非常に面白いですね。大きく儲けると、どんどん自分の工場を拡大していき流通する商品を増やしていったりする拡大生産要素もありますし、自分の作った商品が段階を踏んで巡りますので先を読む必要があります。まさに経済、まさにリアル。

まあ自分で作った商品をめぐりめぐって自分で競り落とすと書くと何言ってるんだお前って感じではあるのですが。そこはまあボードゲームですし。

すさまじく綺麗にまとまっていると思います。シンプルでルール自体は難しくないんですけれど、お金をどう稼いでいくかを考えると非常に難しい。どうコンテナを確保していくのか、どの工場を建てていくのか。ひたすら場を、他プレイヤーを見ていくこの感じ。たまりませんよ!!

ちょっと順番が逆だと思うんですけれど、超高速バージョンフードチェーンマグネイトというか、プレイヤーの意図が直接ゲームを動かしていくこの感じハマる人は多いと思います。

競りゲー好きは勿論、経済、拡大再生産好きには文句なくオススメです。コンポーネントも豪華で言う事なし。

最近リメイクの話が出て入手しやすくなると思います。流通したら即ゲットの予定であります!!

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