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おはじきの手軽な楽しさにビリヤードの戦略性がクセになるボードゲーム「カロム」レビューと感想

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カロム
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:60
年齢:6歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「カロム」は、おはじきの要領でコマを弾きつつ、手軽に楽しめつつもビリヤードのような戦略性も持つゲームとなっています。

ルール概要

専用のボードの上には、アタッカー、パック、ジャックという3種類のコマがあります。ゲームの目的は、4隅にあるポケットにジャックを落とすことになります。

手番ではアタッカーを指定の場所から弾き、コマを落としていくわけですが、この時、すぐにジャックを狙うのではなく、自分の色と同じパックを落としていく必要があります。

これを交互に行っていき、手番時に自分の担当する色のパックが全てなかった場合、ジャックを狙えるようになります。

自分の担当色のパックをポケットに落とせれば連続で手番ができ、ボードからアタッカーを飛ばしてしまったり、ポケットにアタッカーを入れてしまうとペナルティで既にポケットに入れたパックがボード上に復帰してしまいます。

その他にも細かいルールはありますが、基本的にこれだけで、シンプルですが何を弾くか、どこにコマを持っていくかという戦略性がとても高いアクションゲームとなっています。

ゲーム感想

基本的なルールはシンプルです。ペナルティを避けつつ、自分の色のパックを落としていく。これを繰り返していくだけなんですが、これが意外と難しい。

おはじき系のゲームは何回かやったことがありますが、どれもそのフィールドはそこまで大きいものではありませんでした。コントロール力もそこまで要求もされませんでした。しかし本作は、ある程度の速度を保ちつつ、広いフィールドで狙い通りにコマを打ち出すのはなかなか難しいわけです。

また、ただ狙っただけだとパックと一緒にアタッカーも落ちちゃってペナルティーを受けちゃったりして。

キャッチーな見た目に騙されると、なかなか奥が深いそのゲーム性に驚かされます。

お手軽で誰にでもできつつ、技術も要求される。アクションゲームだけれど戦略性もある。そういうゲームってなかなかないので、見た目のインパクトもあり非常に印象深いゲームになること間違いなし、です!

はじめてのゲームはちょっと手間取り、なかなかゲーム終了まで時間がかかってしまったりしますが、一回のゲームでもどんどん技術力があがっていく感じがして、終わってみればもう一回やりたい! と思えるゲームですよ。おすすめです。

ゲームは一対一の対戦か、ニ対ニのチーム戦で楽しむことができます。どちらも違った楽しさがあって、これがまたリプレイ性を高めてるなって思います。

コツ

素人ながら、簡単にコツというか、初心者がやりがちなミスを。

指を弾く時、アタッカーと指が離れていると、爪に衝撃がくるので痛く、そこで勢いが削がれます。基本的にアタッカーと触れるくらいに近くからやると良いかと思います。

基本的に全力で撃つと、コマがはねて外に出てしまいます。弾く力で飛ばすというよりも、弾く指でアタッカーを押し出すイメージを持つと良いかなと思います。指を弾く速度をそのままアタッカーに乗せるというか。

ポケット近くにパックがある場合、それを直接狙うとポケットにアタッカーが一緒に入る事があります。パックの側面を狙うように心がけると良いと思います。

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