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触りたくなる質感の雰囲気が抜群の二人対戦アブストラクトボードゲーム「カルナック」レビューと感想

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カルナック (Carnac)

Emiliano Venturini

Huch & Friends

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カルナック
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:20
年齢:8歳~
プレイ人数:2~2人

ボードゲーム「カルナック」は石柱建てる、または倒すを繰り返しながら盤面を作っていくシンプルながら戦略性抜群の二人用アブストラクト対戦ゲームです。

ルール概要

手番プレイヤーは石柱を一つ取り、好きな面を上にして建てるように、開いているマスに配置します。

相手側はこれに対して2つの選択肢があります。

1、倒す – 倒せる方向に石柱を倒します。この場合、手番が移り石柱を倒したプレイヤーの手番となります。

2、何もしない – このまま石柱を立てたままにします。この場合、手番は移らず石柱を立てたプレイヤーの連続手番となります。(例外:どの方向にも倒せない場合は強制的に手番が変更されます)

これを繰り返し、ゲーム終了時に上から見る形で「3つの連続した模様の群」を「ドルメン」と称し、いくつあるか数えて最も多くドルメンを作ったプレイヤーが勝利となります。

ゲーム感想

非常にシンプルで簡単なルールでありながら、だからこそ悩ましい。そんな対戦ゲームが本作「カルナック」です。

まず見た目の雰囲気がシックでとっても良いですね。手触りや重さも良くついつい触っていたくなります。ゲームとしてはアブストラクトで、つまり運の要素が一切無いゲームとなっています。

どう自分のドルメンを増やしていくのか。そして相手をどうコントロールしていくのか。これがもうたまらないわけです。

計画を立て、相手の動向を探りつつ、クリティカルな所に石柱を置く。それによって相手の2つのドルメンは一個につながったりした時の達成感。最高であります。

石柱を倒さないと連続手番というのがミソで、いかに相手にいやらしい選択をせまるのか、が本作の大きな魅力。倒すと次手番が取れる、ああ、でもここを倒したら・・・うううー。というジレンマ。

こういった思考系ゲームが好きな人には本当にたまらないゲームでしょうし、コンポーネントがとても良いのでそれ目当てというのもよろしいと思います。

マップも三種類あり、繰り返し遊べるようになっているのがまたリプレイ性を高めています。プレイ時間も程よく、ちょっとした時間に遊ぶのに本当に丁度いいゲームだと言えます。おすすめですよ。

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