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工場を稼働させて利益を得ろ!! プレイヤー同士の絡みが痺れる「キャプテンズ オブ インダストリー」レビューと感想

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キャプテンズ オブ インダストリー
おすすめ度:★★★★☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:90 − 150
年齢:13歳~
プレイ人数:3~5人

ボードゲーム「キャプテンズ オブ インダストリー」は産業革命時代がテーマのゲームで、工場や不動産を運用して商品を生産しながら他のプレイヤーと売買して覇権を競うゲームです。

大きな歯車を模した茶色いボードが印象的。コンポーメントも全体的に茶色く、そして鉄色でこういった雰囲気が好きな人には堪らない感じになっているでしょう。

このゲームは商品などのリソースの売買がテーマになっていて、以下に商品を産出してお金を稼ぎ、そして勝利点を得るかがテーマになっています。

基本的な流れとしては工場を作り商品を生成し、市場に出して価格をつける。生産した商品は原則市場に一度出さないといけなく、それは共通の物になります。他のプレイヤーも勿論様々な商品を出品していて、それらを使って新たな工場を作ったり不動産を立てたりします。勿論価格がついているので、その商品を使うにはそのプレイヤーにお金を支払います。

そして消費された商品はそのままそのプレイヤーの勝利点となる。こうやって経済が回るんだなあと実感できるゲームですね。運の要素はほぼなく、プレイヤー同士の絡みによってゲームが維持されていくので、どの商品がどう生産されていくのかというのは完全にプレイヤー達によって制御されます。そのゲームそのゲームでどの商品に需要が集まるのかもバラバラなのでそういった所にピンと来る人には堪らないゲームになっていると思いますよ。

商品は価格を安くつけた人の物が買われていきます。ですので自分も商品を生産していても他の人が安い価格をつけていたりするとそちらにお金を払わなくてはいけない。自分の物を使う場合はもちろん無料ですよ。その商品にどういう価格をつけていくのか。その選択も非常に悩ましいですね。

ゲームルールは結構重めなんだけれど、実際に遊んで見ると一つ一つの要素はすごくシンプルで直感的だという事に気がつきます。商品を生産したら市場に出る。工場を連続稼働させるには残業手当をつけなければいけない。テクノロジーをアップグレードするには研究が必要等々。すごくわかりやすくて迷う所はあまりないでしょう。

なので遊んでいる時は五人で遊んでいていてもそこまでダウンタイムを感じる事もなく時間の割にかなりサクサクっと遊べた気分になります。

何より素直な拡大再生産ゲームでもあるので、純粋に自分の出来る事がラウンドを進む毎にどんどん増えていくのが楽しく、もっとやりたい、もっとやりたいと思えるゲームだと感じます。

絡みが強い分ゲーマーズゲームではあると思うんですけれど、直接攻撃要素もなく、特にお互いにアクションを奪い合う要素もあまりないのでこういった建築系、経営系のゲームが好きな人は楽しく遊べると思います。

シムシティ、シヴィライゼーションのような文明育成ゲームが好きな人。経営マネジメント系が好きな人には間違いなくお勧め。商品の売買やレート、取引といった単語に興味が出た人にもお勧めのゲームです。楽しいですよ。

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