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シンプルなルールと手軽ながらピリリと悩ましい競りカードゲーム「ビザンツ」レビューと感想

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ビザンツ
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:45
年齢:8歳~
プレイ人数:3~6人

カードゲーム「ビザンツ」は、場のカードセットに手札を出すことで値をつけていきながら競っていくのが楽しいゲームとなっています。

ルール概要

場には今回竸る商品のセットが出されます。親プレイヤーは手札からそのセットを競り落とすための値付けとしてカードを出します。単純に出したカードの合計数が値になり、色は無視します。時計回りで他のプレイヤーも競るわけですが、この時、競りに参加するなら既存プレイヤーより高い値をつける必要があります。

競りに参加しない場合はパスとなります。

見事最後まで競りに参加していたプレイヤーが場のカードセットを取るのですが、この時に手札から提示したカードと場のセットの1枚のカードを市場という別枠の場所に色ごとでストックしておきます。

場札を補充し次の競りが開始されるのですが、この時に補充されるカードの枚数は一枚少なくなります。また、このラウンド既に競り落としたプレイヤーは次のラウンドまで競りに参加できません。

基本的にはこれを繰り返していきます。

全員が競り落としを行ったら、最後に競り落としたプレイヤーから、このラウンドでストックしていたカードセットのいずれかを選択して、その色のカードを全て引き取ります。

これでラウンドが終了となり、次のラウンドへと移行します。

ゲーム中はいつでも、手札から同じ色のカード3枚のセットを作って点数化できます。この時点数になるのは3枚のうち一枚だけで、残りの二枚はゲームから除外します。

山札がなくなった時点で最も点数を持っているプレイヤーが勝利となります。

ゲーム感想

軽く、シンプルで楽しめるゲームながら競り特有の値付けの楽しさと運要素、場読みが味わえるゲームとなっています。

テンポよく進みながらも、自分にとってそのカードセットがどれだけの価値があるのか、他のプレイヤーにとってはどうなのか? を見ながらほどよい値を付けるのがなによりも楽しい感じです。

また、最後までラウンドに残っていたとしても、カードを獲得する機会がありますのでそこまでへこむこともない、というわけで、競りゲー特有の「相場を読めずに吐き出しちゃって何もできなくなる」というのは基本的にありません。

ファミリーゲームとして、安心して回せるという安定感があります。

つきつめると運の要素がちょっと高いかな? とか思ったりもしますが、短い時間で回せつつ、競り特有の苦しさと楽しさをしっかりと味わうことができる作品だと思いますよ。

ガッツリとカードを獲得しにいくのか、それともじっと待つのか・・・戦略要素もあって、色々な楽しみ方できるかなと思います!

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