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ボードゲーム「ブラス:ランカシャー」個人的に分かりづらいところ総まとめ

   

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ボードゲーム「ブラス:ランカシャー」(黒)にて、個人的に分かりづらかったところを総まとめしています。

個人的に読み解いたところであるため、これでも間違ってる可能性があります。なにかあればtwitterまで連絡ください。

aoringo / BGED(@moeringo)さん | Twitter

資材キューブを消費するアクション

• 建設 – 建築する施設によって消費する場合があります。

• 運送網拡大 – 鉄道時代に鉄道を建設する最に、石炭キューブを消費します。鉄ではありません、石炭です。

• 開発 – 取り除くタイル1枚ごとに、鉄キューブ1つを消費します。忘れがちなので、注意してください。

鉄キューブの消費は運送網が必要なく、石炭は運送網が必要になる。

鉄キューブを消費する場合、マップの好きな場所から鉄キューブを消費して構いません。鉄工所が誰のものであるかも問いません。運送網が繋がっている必要もありません。

鉄キューブを持っている鉄工所がマップ上に無い場合、市場トラックから購入できます。この場合も、運送網が繋がっている必要はありません。

石炭キューブは輸送に運送網を必要とします。運送網に使用されているリンクタイルが誰のものであるのか、消費される石炭の炭鉱が誰のものであるのかは問いません。建設予定地と、炭鉱、または市場取引アイコンへと運送網が繋がっている必要があります。このとき、例えば、マップ上に石炭キューブを持つ炭鉱があったとしても、自分が今回建設する予定地からつながる運送網内でその炭鉱へと繋がりがなく、市場取引アイコンのみに繋がっている場合、市場トラックの石炭を購入する事ができます。

消費する石炭キューブは、近い炭鉱から優先して消費する必要があります。これは忘れがちなので、注意してください。

鉄道時代のリンクタイル敷設は石炭を使用する。

鉄道時代にリンクタイルを敷設する際、鉄ではなく、石炭を使用します。誤解しがちですが、石炭です。

フレーバー的に解釈すると、鉄道敷設に使用する鉄よりも、そこまで資材や人を運んだ石炭が圧倒的に必要であった、ということでしょう。いかに石炭が当時大切であったのかがわかりますね。現在の感覚でいえば、なんでも鉄! って感じですが、当時はなんでも石炭! って感じだったのでしょう。すさまじい時代です。

足りない資材キューブはなにかで代用する

鉄キューブが足りなくなりがちです。何かで代用します。ゲームに含まれる個数によって制限されません。

炭鉱を建築した後に繋がった場合は資材キューブを市場トラックに移動しない

炭鉱を作った時点で市場取引アイコンへと運送網が繋がっていなければ、市場トラックへとキューブを売却しません。後に繋がったとしても、売却は発生しません。あくまで炭鉱建設時に取引アイコンへと繋がっていれば、市場トラックへと売却し、現金を受け取ります。

鉄工所は運送網を必要としませんので、建設時に市場トラックに空きがあれば、運送網に関係なく売却します。

!アイコンの描かれたカードやタイルは二人用ヴァリアントで使用する

基本ゲームで除外する!アイコンの描かれたカードやタイルは、二人用ゲームヴァリアントで使用します。

リンクタイルを敷設したら、その都市の先へと施設がなくても敷設できる。

例えば、都市に自身の施設が1つもなくても、リンクタイルを敷設したら、運送網が確立され、次の都市へとリンクタイルを敷設することができます。これは特に鉄道時代で連続して2つリンクタイルを配置するときに重要になります。

ルールブック上のオレンジプレイヤーは、実際、これによって4つの都市に運送網を広げています。

ルールブックでは運送網の解釈が短い文章で済まされていますので、どの状態が「自身の運送網を確立」しているとするのか、わかりづらくなっています。

1つの都市内の施設同士は運送網を確立している

建設予定の都市に炭鉱がある場合、そこにある石炭キューブを建設のために使用できます。

売却アクション

本作の一番わからんポイントだと思います。売却アクション。まず前提として、売却アクションは、自身の持つ、裏返っていない紡績所の数だけ、売却アクションを繰り返すことができます。1アクションの中で複数回紡績所タイルを裏返すことができます。

次に、売却の仕方は2通りあります。単純に考えると、国内売却か国外売却かを選択します。

売却選択をした紡績所タイルの運送網内に裏返っていない港タイルがある場合、そこを選択して売却し、国内で綿花の消費を行えます。このとき、港タイルが持つ「市場取引アイコン←→」は無視します。選択したら、紡績所タイルと港タイルを裏返し、各所有者は収入トラックを進めます。

フレーバー的に考えれば、裏返っていない港タイルは「国内に綿花を運送をして消費したい需要、つまり国内需要」を表し、確実に消費されることを示します。なので、特にリスクもなく紡績所も港タイルへと綿花を売却でき、裏返ります。

次に、国外輸出です。

売却選択した紡績所タイルの運送網内に「市場取引アイコン←→」がある場合、それを選択して売却し、国外へと綿花を売却できます。このとき、港タイルは表側でも裏側でも、「市場取引アイコン←→」を持っていますので、国外売却を選択できます。対象港タイルが他プレイヤーのものであり、相手へと益を渡したくない場合、国外売却をあえて選択し、その港タイルを裏返さず綿花の売却をすることができます。

また、前提条件として、国外へ綿花売却する場合、綿花市場マーカーの位置が「X」ではない必要があります。

国外売却を選択した場合、綿花市場タイルを裏返し、その数だけ綿花市場トラックを下げます。このときに「X」マスに到達した場合、売却は失敗し、アクションは即座に中止され、紡績所タイルは裏返りません。

注意するのは、綿花市場タイルをめくるのは、この国外売却の場合だけです。裏返っていない港タイルを選択して国内売却する場合は綿花市場タイルをめくりません。

例えば画像の状況の場合、オレンジプレイヤーは、紫プレイヤーの裏返っていない港を選択して、国内への売却も、国外への売却も選択できます。国内売却を選択した場合、オレンジの紡績所タイルと紫の港タイルが裏返ります。国外売却を選択した場合、綿花市場タイルをめくって処理をしたあと、無事売却できればオレンジの紡績所タイルのみが裏返ります。

フレーバー的には、これは「国外需要」を表します。国外への綿花売却は、時間差が発生し、満足に売買が成立しないことがあるのでしょう。そういった運の要素、取引の難しさを綿花市場タイルとトラックによって表現しているのだと思います。船で、遠い場所へと品物を運ぶのには大きなリスクと、大きな利益があったのでしょう。ロマンですね。


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